第24回 「サクヤ」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回はパズドラでもトップクラスの人気を誇る「サクヤ」の回!!
パズドラにはその年代ごとに“トレンド”というものが存在する。
歴史を紐解けば、もっとも古いのはヴァンパイアロードの“闇属性4倍パ”、続いてエンシェントドラゴンナイトの“ドラゴンタイプ6.25倍パ”、そんつぎは“ゼウスの“HP満タン時に攻撃力9倍パ”が来て、エジプト神の“多色消し”が続く……って、超転生ラーのことを書いた前回の冒頭を丸ごとコピペしてしまったが(スミマセン)、じつはこのつぎに流行ったのが、今回紹介する“サクヤ”だったのですよ!!
サクヤが登場したのは2013年6月。
“四獣神”シリーズの一角として導入されたもので、中国神話の霊獣“麒麟”の化身という位置づけだった。この四獣神シリーズは、朱雀、青龍、玄武、白虎という、日本でも知名度が高くて人気の神々をかわいらしい女子キャラに擬人化したこともあって、人気が爆発。
長いパズドラの歴史においても、大きな“事件”のひとつとして語り継がれている(若干、オーバーではある)。
実装当時の「四獣神」の5体がこちら! 性能はもちろん、その可愛いイラストで各モンスターに熱狂的なファンがついた!!
ちなみにレイランとカリン以外の3体は、すでに超転生を遂げているぞ!
中でもサクヤはその強さにおいて、他の四神を大きく上回っていた。
当時としては圧倒的な、「火水木光の同時攻撃で攻撃力が4倍」(リーダー×助っ人で25倍)の火力を実現!
「サクヤにあらずば最強にあらず」
なんて言葉も生まれたくらいで(ウソだけど)、このころの難しい降臨ダンジョンは、多くの人がサクヤで制していたように記憶している。……まあ筆者は木属性しか使えない呪われた身体をしているので、光属性のサクヤは使えなかったんだけど。
さて、そんなサクヤが司っていたのは、四神の枠には入らない霊獣の麒麟であった。
麒麟が分類されるのは四神ではなく、中国神話で神聖な生き物とされる“瑞獣(ずいじゅう)”の中の、さらに長とされる“四霊”の一角といわれている。
ちなみに四霊と呼ばれるのは、鳳凰(ほうおう)、霊亀(れいき)、応竜(おうりゅう)、そして麒麟の4種。いつか四霊もパズドラに登場するのでは……と、じつは6年くらい前から考えていたんだよねえw
もしも今後、四霊がパズドラに導入されたら、このコラムがきっかけであった……と自慢したいと思う。
ちなみにこれが最新の超転生サクヤ! 「乱舞」や「4色同時攻撃」などサクヤらしさを残したまま、性能も大幅にグレードアップ! 多くのサクヤファンから今なお愛されているのだ!!
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
パズドラ最新情報は「公式運営サイト」をチェック!!
https://pad.gungho.jp/member/
大塚角満のモンスター美術館 バックナンバー | |
©GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.