別冊コロコロコミックで連載中のまんが『ゲゲゲの鬼太郎』(松本しげのぶ先生)第1巻が発売され、好評放送中のアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期は2年目に突入! まさにこの世は鬼太郎旋風真っ只中!
そんななか、コロコロオンラインではアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎役・沢城みゆきさんと、ねこ娘役・庄司宇芽香さんに行った特別インタビューを前後編でお届け!
前編では、アニメ第6期1年目の放送を振り返りつつ、視聴者に衝撃を与えたエピソードについて詳しく伺った!!
まんが『デュエル・マスターズ』の松本しげのぶが描く『ゲゲゲの鬼太郎』コミックス第1巻が発売中!
水木しげる先生の代表作『ゲゲゲの鬼太郎』を、まんが『デュエル・マスターズ』の作者であり、水木しげる先生の熱烈なファンである松本しげのぶ先生が激筆! コロコロ版の鬼太郎もバトルあり、ギャグあり、涙ありの大活躍をみせてくれるぞ!
巻末では、水木しげる先生と親交も深かった京極夏彦先生と松本しげのぶ先生の対談を掲載! 『ゲゲゲの鬼太郎』ファン必見の一冊だ!!
ゲゲゲの鬼太郎 1
■漫画:松本しげのぶ 原作:水木しげる
■定価:本体591円+税
■発売:2019年3月28日
■判型:B6判
■販売サイト:https://comics.shogakukan.co.jp/book?isbn=9784091430229
強烈過ぎるインパクトを与えたラスト3話
――第6期1年目を終え、改めて今どのようなお気持ちでしょうか?
沢城みゆき(以下、沢城):ねこ娘が消滅したり、まな(犬山まな)と対立したり、ラスト3話が衝撃的過ぎて、それまでのことがまるで前世のように遠く感じています。それくらい濃密かつ壮絶な内容で1年目のゴールテープを切りました。
庄司宇芽香(以下、庄司):本当に凄いラスト3話でしたね。スタジオで演じた時と、家で放送を見た後と…2回とも大きな衝撃を受けて……。
沢城:ねこ娘が消滅して宇芽香ちゃんは途中出てなかったから、オンエアでびっくりしたと思います。
庄司:そうですね…凄まじかった……。
沢城:私とゆきよちゃん(犬山まな役・藤井ゆきよさん)が、第49話でお互いギリギリで演じている感じ。分かったでしょ?
庄司:分かりました。きっと壮絶な現場だったんだろうなと、思いを馳せながら見ていました。
沢城:そのときは収録で一度も目が合わなかったよ、お互い役に入っていっぱいいっぱいだったから。でも、次週の収録では、最終話でねこ娘が復活するって台本で知っているから、私とゆきよちゃんはホッとしてスタジオ入りできたよ。ゆきおちゃんは「ねこ姉さんが帰ってきてくれるのが嬉しくて」と言いながら、顔がほくほくしていました。
庄司:終わりが濃密すぎてそれまでのことが本当に前世のようですね(笑)。
沢城:それぐらいラスト3話の印象が強かったです。
▲鬼太郎役・沢城みゆきさん
――1年間を振り返り、一番印象に残っているシーンはありますか?
庄司:ねこ娘は登場していませんが、庄司宇芽香としてはやはり第1話ですね。……感動しました。
沢城:それはオンエア? それともアフレコが?
庄司:両方です。第一話のアフレコは見学させて頂いたんですけど、出番もないのになぜかもの凄く緊張してしまい(笑)。
――それだけ『ゲゲゲの鬼太郎』という作品に思い入れが強かったんですね。
庄司:そうですね……。いざアフレコ現場で鬼太郎が喋っているのを見て、「あ~…。ゲゲゲの鬼太郎だ……」と思いました。
沢城:その「あ、ゲゲゲの鬼太郎だ」という気持ちに内包されているものを事細かに説明するのは難しいですが、その気持ちはよく分かります(笑)。
庄司:本当にいろんな思いがあって……。
沢城:ねこ娘としては印象に残っているのは?
庄司:最初に登場した回は思い出深いですね。初めて戦闘モードになるシーンは、猫の唸り声なども研究して気合いを入れて臨んだので印象深いです。沢城さんはどうですか?
沢城:さっきも言ったとおり、ラスト3話かな。それまでのことを置いてきぼりにするくらい、そこの印象が強く残っています。
――ラスト3話は、まさに激的でしたが、ああいった展開になると初めて知った時の印象は?
沢城:私たちも台本を頂くまでは全然内容を知らなくて。でも、脚本の方に予告はされていたんですよ。
庄司:唐突に「ごめん」って言われたんです私とゆきよちゃん(笑)。
まだ結末を知らない頃、何となく会話の流れでラストあたりの話題になって。そのときスタッフさんから「ごめん。今はそれしか言えない」と漠然と言われて。そんなこともあったのである程度は身構えていたんです。ストーリーとしても不穏な予兆はありましたし。ちょっと名無しに身体を乗っ取られて、みんなと戦って、終わりは平和に元通りになるくらいかな~と、今思えばとてもライトな感じで(笑)考えていたのに、まさかまながねこ娘を消滅させるなんて……。
▲ねこ娘役・庄司宇芽香さん。
――ねこ娘が消滅するとき、まなに「ごめんね」という言葉をかけました。庄司さんとしては、このセリフにどのような気持ちを込めましたか?
庄司:ねこ娘が事実としてまなのお母さんを倒し、妖怪への不信を強めてしまったことへの謝罪の意味も含め、色んな思いを内包しました。私(ねこ娘)が辛いというよりも、まなのことが心配で……。
沢城:ねこ娘はハートが男前なんですよ。自分を責めてしまうタイプの女子で。だからこそ、「ごめんね」のセリフに深みが出ていると思います。
――その後、ねこ娘は無事(?)幼女化して復活しましたね。
沢城:幼女での復活は、初めて台本で読んだときに驚きました。
庄司:誰も教えてくれなかったので本当にビックリしました(笑)。魂ごと消されたねこ娘の帰還がまさか”こねこ”とは(笑)。
沢城:現場で台本が配られる時に、スタッフさんが「はーい、庄司さんが戦慄するであろう台本でーす」と言って配ってね。キャストのみんなが「え、どういうこと?」と思って台本を読んだら、その衝撃的な展開に「わぁぁぁ!」って歓声が上がったもの。
庄司:もうね、”やってくれたな”という感じです(笑)。
沢城:本当に可愛かったなぁ。「鬼太郎大好き~!」って。
庄司:とうとう(鬼太郎に)言っちゃいましたね。
沢城:伝えてしまいましたね~。通常時では口が裂けても言えなかったのに(笑)。
――庄司さんの声も相まって、本当に可愛かったです!
沢城:現場でも、みんなが「可愛いよ、すごく可愛いよ!」って言っているのに、宇芽香ちゃんは「絶対自分には出来ない……」ってオーラを出しているんですよ。あんなに可愛いのに。
庄司:1年間(ねこ娘を)演じてきたはずなのに、最後にまっっさらにされました(笑)。2年目のスタート、私にとってはまた新たに”第1話”という感じでしたね(笑)。
沢城:まさに仕切り直しだったね。
庄司:もはや新しいキャラクターとして挑みました。スタッフの皆さんの溢れんばかりの愛が詰まった子になりましたね。
沢城:本当に可愛かった~。あと、ねこ娘が小さくなることで、彼女のみならず周りも違う顔が見られて、すごく新鮮でした。
後編では、1年目で登場したお気に入りの妖怪トークが展開! 数多く登場したなかから、ふたりが語る妖怪とは……!?
さらに、2年目の『ゲゲゲの鬼太郎』の注目ポイントやまんが『ゲゲゲの鬼太郎』についての特別コメントも! ぜひ、お楽しみに!!
作品情報
『ゲゲゲの鬼太郎』新章「地獄の四将編」フジテレビほかにて毎週日曜あさ9時より放送中
【公式サイト】http://anime-kitaro.com/