By まつがん
逆札篇第2弾「燃えろ禁断!逆転のドギラゴン革命!!」は、新感覚の「革命チェンジ」で環境に大きな影響を与えた。
そんな中で、今回私が注目した1枚はこれだ。

《ZEROの革命 ブラックアウト》。《鎧機天 シロフェシー》などに続く単色での「革命チェンジ」持ちなのもさることながら、能力も墓地肥やしと手札補充を兼ねており、非常に強力な1枚となっている。
では、《ZEROの革命 ブラックアウト》でデッキを作るとしたら、どのようなデッキにすればいいだろうか?
墓地肥やしと手札補充がしたいだけなら、もろちん《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》や《危識:邪道、轟き中》なども存在している。それでもあえて《ZEROの革命 ブラックアウト》を使うというのなら、それに足る必然性があるはずだ。
ここで、《ZEROの革命 ブラックアウト》が《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》や《危識:邪道、轟き中》と異なる部分を考えてみよう。《ZEROの革命 ブラックアウト》だけが持つ大きな特徴はやはり、「コマンドである」という部分にある。
ということは、すなわち。


肥やした墓地から「S級侵略」しまくれるのでは???🤔🤔🤔
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『S級ブラックアウト』
| 4 | 《燃える禁断 ドルマゲドンW》 | 4 | 《影速 ザ・トリッパー》 | 4 | 《魔V王 デスシラズ》 | 4 | 《轟速 ザ・ダラー/「イグニッション!ソニックドロォォォ!!」》 | 4 | 《ZEROの革命 ブラックアウト》 | 4 | 《第3種 ベロリンガM》 | 4 | 《禁断の轟速 ブラックゾーン》 | 4 | 《禁断の超轟速 バイオレットゾーン》 | 4 | 《覇王の頭蓋 髑髏魔城》 | 4 | 《バロメアレディの黒像》 |

ゲームに勝つ気がない!!!😡😡😡
もろちん《禁断の轟速 ブラックゾーン》や《禁断の超轟速 バイオレットゾーン》をいっぱい墓地から出すことで、「封印」を一度に大量に剥がしたりできてドパが出るかもしれないが、「で、それって何ターン目なの?」「で、それってゲームに勝つの???」というマジレスに2秒でセルフ論破されてしまったのであった。
ここで、ゲームに勝つまでの過程を「A(初動)→B(準備)→C(フィニッシュ)」の三段階に分けたと仮定したとき、《ZEROの革命 ブラックアウト》は明らかにB(準備)のカードである。だが、B(準備)から出力が発展するカードがすべてC(フィニッシュ)になるわけではなく、きちんとゲームを終わらせる道筋を作った発展形のみがC(フィニッシュ)として認められる。そう考えたとき、《ZEROの革命 ブラックアウト》をただ漫然と「S級侵略」持ちと組み合わせただけでは、ゲームの勝利に向かっておらずデッキコンセプトとして成立しないのだ。
では、ゲームの勝利とは何か?それはもろちん、5枚のシールドをブレイクした上でダイレクトアタックまで行くことだ。ならば、どうして《ZEROの革命 ブラックアウト》から「S級侵略」につなげただけではゲームの勝利に結びつかないのか?
それは端的に、T・ブレイクするターンが遅すぎるからだ。そもそも《禁断の轟速 ブラックゾーン》や《禁断の超轟速 バイオレットゾーン》を大量に搭載したデッキでは、構造上どうしても1ターン目に多色を処理せざるをえない手札が来てしまい、《ZEROの革命 ブラックアウト》の着地もどう頑張っても平均的に3ターン目以降になってしまう。
ならばいっそのこと、もっと早く着地させることはできないだろうか?ボトルネックは《禁断の轟速 ブラックゾーン》《禁断の超轟速 バイオレットゾーン》の存在だ。ならば、これらを使わないデッキならば?
そう、すなわち。

《S級不死 デッドゾーン》を使えばいいのでは???🤔🤔🤔
もろちん《禁断の轟速 ブラックゾーン》や《禁断の超轟速 バイオレットゾーン》の登場時能力は言わずもがな強力だが、《ZEROの革命 ブラックアウト》にとって必要なのはどちらかといえば「封印」や手札破壊といった能力ではなく、「墓地からタダで出てくるT・ブレイカー」という部分である。ならば闇単の《S級不死 デッドゾーン》の方が、1ターン目の「革命チェンジ」元の召喚とマナ置きが両立できて都合が良い。
とはいえ闇単の「S級侵略」持ちは《S級不死 デッドゾーン》しかいないため、再現性に難があるようにも思える。しかしここで《ZEROの革命 ブラックアウト》の墓地肥やし能力が生きてくる。「毎ゲーム手札に引き込む」という要求なら、確かに1種4枚では不足かもしれない。だが「毎ゲーム手札に引き込むか墓地に落ちるかのいずれかでいい」のならば、要求値は格段に下がるからだ。
あとはこのコンセプトに合致するよう、残りのスロットを埋めていくだけだ。


デッキの動きは「1ターン目にクリーチャー召喚→2ターン目にチェンジ→3ターン目に侵略」がベースとなる。無条件で攻撃できる闇の1コストクリーチャーとしては《闇戦士ザビ・クロー》が確定で、次点は《ハリート=ハイホ》となる。
ただ、後述する理由によって《ねじれる者ボーン・スライム》と《コースター=コーデキター》は採用できない。闇単なので《緊縛の影バインド・シャドウ》ももろちん論外。ということで、3枠目は《ヘッドレス=トレース》が最適という結論に至った。シールドブレイクができないのは2ターン目に上から引き込んだ際に弊害となりうるが、それでも貴重な受け札である点は評価に値する。1コストのクリーチャーが3種12枚あれば、1ターン目に安定して召喚できるだろう。


続けて《ZEROの革命 ブラックアウト》の代替となる枠。墓地肥やしが実質ドローとなるデッキなので《第3種 ベロリンガM》がストレートなコンパチだが、多色な点がネックとなり4枚は搭載できない。だがこの枠は3ターン目の《S級不死 デッドゾーン》への「S級侵略」を前提としているため、「闇のコマンド」である点が必須である。
そこで白羽の矢が立ったのが《復讐 プレネッガー》。このパターンだけ2ターン目を「革命チェンジ」ではなく「侵略」に置き換えることで、闇単ベースを維持しつつ侵略元の用意が可能となる。《ねじれる者ボーン・スライム》と《コースター=コーデキター》を採用できないのは、もろちんこれらでスタートした際に《復讐 プレネッガー》を「侵略」してしまうと攻撃後に破壊されてしまうからだ。


2ターン目に「革命チェンジ」か「侵略」しつつ1点ブレイクし、3ターン目に《S級不死 デッドゾーン》へと「S級侵略」しながら3点ブレイクするので、ゲームに勝利するためにはあと2回分の攻撃が必要となる。そこで2ターン目はマナを使用していないので、《ベル=ゲルエール》や《スプーン=ンプス》などの公開領域を広げられる「アビスラッシュ」持ちを採用しておくと、《S級不死 デッドゾーン》へのアクセスが強まることはもろちん、《ZEROの革命 ブラックアウト》や《第3種 ベロリンガM》で墓地に落ちて3ターン目の追加のSA打点にもなってくれる。
順調に展開できれば3ターン目には相手の4枚のシールドに対して2体以上のクリーチャーによる攻撃が可能となっているはずなので、《龍装者 バルチュリス》を入れておくことで「1点→3点→《龍装者 バルチュリス》」の黄金ムーブが可能となる。このデッキの中では唯一手札に引き込まなければならない運だけカードに見えて、実は《ZEROの革命 ブラックアウト》がいれば3ターン目までに肥やした墓地から回収できるので、意外と再現性高く引き込めるはずだ。
というわけで、できあがったのがこちらの「ブラック・デッドゾーン」だ!
『ブラック・デッドゾーン』
| 4 | 《闇戦士ザビ・クロー》 | 4 | 《ハリート=ハイホ》 | 4 | 《ヘッドレス=トレース》 | 4 | 《スプーン=ンプス》 | 4 | 《ベル=ゲルエール》 | 4 | 《復讐 プレネッガー》 | 4 | 《ZEROの革命 ブラックアウト》 | 4 | 《龍装者 バルチュリス》 | 3 | 《第3種 ベロリンガM》 | 4 | 《S級不死 デッドゾーン》 | 1 | 《禁断の轟速 ブラックゾーン》 |

まつがん「よし、このデッキで勝負だ!デッドマン!!」
デッドマン「いいですよ!では《異端流し オニカマス》を出します」

もろちん負けだよ!!!😡😡😡
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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