By まつがん
逆札篇第1弾「逆転神VS切札竜」では、新能力「Zラッシュ」を持った超化獣たちが環境に大きなインパクトを与えた。
他方、低レアリティの中には、活躍の可能性を秘めたカードがまだ眠っていた。

《黒神龍ネオ・ドボルザーク》。条件付きで墓地から蘇生できる「ブロッカー」持ちの「S・トリガー」クリーチャーということで、これだけ見るととてもではないがわざわざデッキに入れるほどの能力ではないようにも思える。
だが、このカードには唯一無二の相方が存在していたのだ。

そう、《チェシャ・ルピア》だ。
《チェシャ・ルピア》が墓地にいるときに《黒神龍ネオ・ドボルザーク》がブロックして破壊されると、ドラゴンが破壊されたので《チェシャ・ルピア》が蘇生する。そして今度は《チェシャ・ルピア》がブロックして破壊されると、コスト5以上のクリーチャーが破壊されたので《黒神龍ネオ・ドボルザーク》が蘇生する。そしてまた《チェシャ・ルピア》が蘇生し……回転のエネルギーが生まれる。つまり、(パワー4000以上のクリーチャー限定だが)無限ブロックが可能なのである。このギミックを、以下では「黄金の回転」と呼称することにする。
しかもどちらも「S・トリガー」持ちということで、再現性も見込める。このシナジーを生かして、新しいデッキが組めないだろうか?
とはいえ「黄金の回転」はそれだけではゲームに勝利することはできないため、何らかの勝ち手段を別途考える必要がある。だが「黄金の回転」は2枠8枚で完結しており、コンセプトになりえないために勝ち手段のとっかかりがなく、平たく言えば「他の32枚は何でもいい」ということになりかねない。そこで「黄金の回転」の採用に必然性を与えるべく、「黄金の回転」の弱点を補完することを考えよう。
「黄金の回転」内蔵のデッキが負けるのはどういう場合か?わかりやすいのはループだ。また、《俳句爵 Drache der’Bande》のようなブロックされない攻撃も苦手である。これらの弱点を補完するにはどうすればいいか?
私が考えたのは、これだ。


《爆霊魔 タイガニトロ》を入れた闇単コントロールでは???🤔🤔🤔
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『チェシャ・ドボルザーク』
| 4 | 《爆霊魔 タイガニトロ》 | 4 | 《黒神龍ネオ・ドボルザーク》 | 4 | 《チェシャ・ルピア》 | 4 | 《リバース・ラピア/「闇の王に逆らったらこうなるんだから♪」》 | 1 | 《ツルハシ童子》 | 3 | 《忍蛇の聖沌 c0br4》 | 3 | 《CRYMAX ジャオウガ》 | 4 | 《スラッシュ・チャージャー》 | 1 | 《完全防御革命》 | 4 | 《カレイコの黒像》 | 4 | 《ヴィオラの黒像》 | 4 | 《バロメアレディの黒像》 |

「黄金の回転」の必要性なさすぎ!!!😡😡😡
冷静に考えると、「黄金の回転」を採用する目的は「相手の攻撃によって敗北しないことで、確実にターンをもらうため」である。しかし2枠8枚に加えて《スラッシュ・チャージャー》などのサーチまで使ってまでこの目的を達成するよりも、たとえば《宇宙妖精エリンギ》などを入れる方が明らかに枠効率が良いのであり、防御目的だけならわざわざ「黄金の回転」を使う必然性はナッシング・ゼロなのであった。
つまり必要なのは、「黄金の回転」を使って勝つ手段なのだ。
しかし、《黒神龍ネオ・ドボルザーク》と《チェシャ・ルピア》にできることはどう見ても防御だけである。まさかこれらを使って勝つなんてこと、できるわけがないッ!
できるわけが……「ツェペリ家の掟」……待てよ……。
あった。

《終剣連結 アビスハリケーン》を使えばいいのでは???🤔🤔🤔
《終剣連結 アビスハリケーン》がいる状況では、《黒神龍ネオ・ドボルザーク》と《チェシャ・ルピア》のセットは黄金長方形……すなわち無限攻撃が可能となる。しかも「G・ストライク」やタップトリガーも貫通するので、かなり強度が高い無限攻撃と言える。
万が一ターンが返ってしまうと《終剣連結 アビスハリケーン》によって付与されたブロック不可効果によって無限ブロックが機能しなくなるというお茶目な一面もあるが、どちらにせよ無限ブロックだけでは《俳句爵 Drache der’Bande》などの攻撃が止められないため、他のS・トリガーで補えば問題ないだろう。
あとは残りのスロットを《終剣連結 アビスハリケーン》の踏み倒し手段やウェカピポで埋めていくだけだ。


無限攻撃を実現するための最大のハードルは「どうやって《終剣連結 アビスハリケーン》の脇に《黒神龍ネオ・ドボルザーク》か《チェシャ・ルピア》を揃えるのか」にある。相手が攻撃してくれれば楽だが、能動的にも実現できる手段が欲しい。そこですべての要求を満たすのが《熱血大帝 カツカイザー》で、《終剣連結 アビスハリケーン》を早出しできる上に破壊時に墓地の《黒神龍ネオ・ドボルザーク》が反応するので、《黒神龍ネオ・ドボルザーク》《チェシャ・ルピア》のセットを墓地に置いておくだけで無限攻撃が始動できるようになる。
《反逆龍 5000typeR/無法頂上会談》は《黒神龍ネオ・ドボルザーク》《チェシャ・ルピア》を墓地に送り込みながら《終剣連結 アビスハリケーン》を手札に抱えるのに最適なカードで、ゲームが長引けば上側で相手のメタクリーチャーを一掃するプランも狙える。《黒神龍ネオ・ドボルザーク》や《チェシャ・ルピア》が墓地から蘇生しなくなるので相性が悪いように見えて、その後に攻撃して《終剣連結 アビスハリケーン》で自壊させてしまえば、《黒神龍ネオ・ドボルザーク》が蘇生してそこから問題なく無限攻撃に突入できる。


《ダンマ=ダンマダン》は《終剣連結 アビスハリケーン》と《熱血大帝 カツカイザー》を揃えるための5マナ圏までのつなぎのドロー兼《黒神龍ネオ・ドボルザーク》《チェシャ・ルピア》を一気に墓地に落とせる役割と、マイナス除去で露払いを兼ねられる器用さがありつつ、先に《終止の時計 ザ・ミュート》や《電脳の女王 アリス / 不埒な再侵入》が出してあれば進化元にしてそれらのアクションを同時に行えるというバリューの高さが魅力だ。
また、《終剣連結 アビスハリケーン》《反逆龍 5000typeR / 無法頂上会談》を除いて驚異の「S・トリガー」32枚採用なので、《傀儡秘宝ベンゾルス》もかなり防御力が高いS・トリガーとして運用できる。
というわけで、できあがったのがこちらの「チェシャドボルザーク・ハリケーン」だ!
『チェシャドボルザーク・ハリケーン』
| 4 | 《終止の時計 ザ・ミュート》 | 4 | 《電脳の女王 アリス/不埒な再侵入》 | 4 | 《ダンマ=ダンマダン》 | 4 | 《黒神龍ネオ・ドボルザーク》 | 4 | 《チェシャ・ルピア》 | 4 | 《熱血大帝 カツカイザー》 | 4 | 《戦武の無限皇 ジャッキー/「俺たちの夢は終わらねぇ!」》 | 4 | 《終剣連結 アビスハリケーン》 | 4 | 《傀儡秘宝ベンゾルス》 | 4 | 《反逆龍 5000typeR/無法頂上会談》 |

まつがん「よし、このデッキで勝負だ!デッドマン!!」
デッドマン「いいですよ!では《空間型無限収納ストラトバッグ》を出します」

開店(回転)休業だよ!!!😡😡😡
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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