夏休みの風物詩
この間、7月21日の大型アップデートの際に追加された待ちに待っていた機能“対戦モード”を中心に『カブトクワガタ』の新たな見どころについて記事にしてきた。
その概要をざっとまとめておくと……!
まず、タイトル画面が刷新されたことを皮切りに、ここから直で入ることができる“ともだちとあそぶ”を選択すると……!
近くに『カブトクワガタ』のソフトが入った別のNintendo Switchがあることを条件に、対戦相手のマッチングが起動! 要するに『カブトクワガタ』の対戦モードは、目の前にいる相手が対象の“ローカル通信特化型”というわけだ。
そこで俺は、何度もお伝えしている通りまわりに『カブトクワガタ』プレイヤーがいないので、一念発起して自腹でもう1本ソフトを購入(泣ける)。セカンドデータとして“モブ君”を新たに作り、
みずから対戦相手として名乗りを上げて、かどまん君のライバルとして立ち塞がったのであるッ!!
とはいえ、かたや1年半も遊び込んでいるデータ、かたや2分前にスタートさせたばかりの新規データであることから、
まともな勝負は成立せず、一瞬にして終了~~~www
これを受けて俺は、
「モブ君を……!! かどまん君を満足させられるだけの怪物に育てあげる!!!」
と宣言。現在進行形で、セカンドデータの育成が行われているのであった。
またその際、
対戦モードの戦術性を一気に高める新要素として、Xボタンで発動する“ふきそく”、“ごちゃまぜ”というふたつの技に気付く。これにより、目押しルーレットの回転がガッタガタになったり、強さの順番がバラバラになったりするので、額面通りの強さだけでは決着がつかないようになったのだ。こういった、対戦をおもしろくするためのテコ入れは、さすがコロコロコミックが制作しているゲームって感じ!!!
……と、これが前回までの概要だ。
ひとまず、『カブトクワガタ』の新たな見どころは整理できたので、ここから昨年の夏も実施した“ある企画”に踏み込みたい。
とある日。
俺と、同僚のたっちー先生が連れ立って現れたのは……↓ここ!!
おおおお……! 昆虫好きだったらこのポスターを見ただけで、
「!!!! あそこに行ったのか!!!」
と激しく反応するはずである。
そう、我々がいたのは、東京の上野恩賜公園--。
ミンミンギャアギャアジーワジーワ……とセミが狂い鳴く中、その中にある日本屈指の巨大博物館“国立科学博物館”の前にたたずんでいたのである。目指すは……もちろん!!
科博(国立科学博物館の略称)が7月13日~10月14日の期間に実施している特別展“昆虫MANIAC”!! すでに子どもたちは夏休み期間に突入しているため科博は激混みで、この特別展も本来は前売りチケットを購入して入るのが王道なんだけど、
「当日チケットが買えたら、そのまま入れるらしい!」
という情報(公式サイトを見ただけだが)が入り、気温35度を超える猛暑の中、我々はえっちらおっちらと上野くんだりまで出撃した……というわけなのだ。
昆虫MANIACはその名の通り、カブトやクワガタに限定した展示ではないらしいんだけど……科博ならではの工夫が施された内容になっているはず!!
「この昆虫MANIACを皮切りに、今年も3、4ヵ所は昆虫展に出掛けてみようぜ!! 今回は、その取っ掛かりや!」
ということで、受付のお兄さんにチケットについて聞いてみると……!!
「当日券、ございますよ!!」
と元気に教えてくれたではないか!!!
そこで、一般2100円を支払って俺ひとりで……!
おおおお!!! 昆虫MANIAC、入れた~~~!!
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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