デュエマ妄想構築録 vol.71-4 ~番外編:ドリームデュエパーティー~

By まつがん

 王道のデュエパーティーをやるぞ!!!

 もう第2弾が出る直前だが、せっかく王道篇に入ったということなので、今回は王道篇第1弾でデュエパーティーのデッキを作ってみることにしよう (ちなみに当連載での過去のデュエパーティー遍歴に関してはvol.51-5vol.55-5vol.60-5vol.63-5vol.69-5をご参照いただきたい)。

 デュエパーティーのデッキを作る際にまず決めるのはパートナーだ。5コスト以上のクリーチャーなら何でもいいが、「多色の方が望ましい」「簡単に出せる方が望ましい」といったことくらいは頭に入れておいた方が良いかもしれない。

 では王道篇第1弾「デーモン・オブ・ハイパームーン」でデュエパーティーのデッキを作るならどのクリーチャーをパートナーにするべきだろうか?

 私の好みは「パートナーが早期に着地する再現性が高い」ことだ。5コスト以上のクリーチャーはどう頑張っても大抵4ターン目にしか出ないのが通常だが、《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》のように「G・ゼロ」があったりすると左上の数字は気にしなくてもよくなる。

 そして王道篇第1弾でそういった自己のコストを軽減できる能力持ちのクリーチャーといえば……?

▲王道篇 第1弾「デーモン・オブ・ハイパームーン」収録、《ウィリデ・ゴル・ゲルス》

 《ウィリデ・ゴル・ゲルス》だ。

 環境でも「光単ウイング」などに採用が見られるこのカード。しかも軽減条件である「自分のシールドが相手より多ければ」は自分が多い場合はもちろん、対戦相手3人のうち誰か1人でも自分より少なければ条件を満たす (とおそらく思われる) ので、かなり出しやすい部類と言える。

 しかもそれだけでなく、《ウィリデ・ゴル・ゲルス》の能力は対戦相手が多ければ多いほど効果を増すので、デュエパーティーにうってつけのパートナーというわけだ。

 とはいえ、こんなありとあらゆる行動のたびにドローしようとしている危険思想の持ち主がいれば真っ先に狙われるのは目に見えている。なるべく早期に着地させ、ゲームの主導権を握る必要がある。

▲聖拳編「第1弾」収録、《予言者クルト》
▲「ファイナル・メモリアル・パック 〜E1・E2・E3編〜」収録、《希望の親衛隊ラプソディ》

 さすがに光単のデッキで2ターン目の攻撃前に《ウィリデ・ゴル・ゲルス》の軽減条件を満たすことはほぼ不可能なので、《ウィリデ・ゴル・ゲルス》の最速着地は3ターン目となる。1ターン目に《予言者クルト》や《希望の親衛隊ラプソディ》などを出し、2ターン目に誰かに攻撃すれば、3ターン目には軽減条件を満たすからだ。

 ただこれだと自分より手番が早いプレイヤーが2ターン目に出したクリーチャーでこちらのシールドを削ってきた場合に軽減条件を満たさなくなってしまう。

▲十王篇 第2弾「爆皇×爆誕 ダイナボルト!!!」収録、《「予言のジェス」》
▲十王篇 第1弾「切札×鬼札 キングウォーズ!!!」収録、《「自由のクルト」》

 そこで鍵となるのが、《「予言のジェス」》《「自由のクルト」》という2種の「1コストギャラクシールド」の活用だ。

 これらを使えば3ターン目に1マナだけを使って一時的に自分のシールドを+1できるので、余った2マナでパートナーの《ウィリデ・ゴル・ゲルス》を召喚できる。あとは相手が何かするたびに供給される手札から、場面場面で最適なクリーチャーを出していけばいい。

 というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

 『パートナー:ウィリデ・ゴル・ゲルス』

カード名
《予言者クルト》
《予言者クルト GS》
《希望の親衛隊ラプソディ》
《「超愛の衛生姫」》
《忍式の聖沌 y4kk0》
《転々のサトリ ラシャ》
《制御の翼 オリオティス》
《星姫械 エルナドンナ》
《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》
《レク・シディア》
《DG ~裁キノ刻~》
《「予言のジェス」》
《ブルトゥーラ-D1》
《「自由のクルト」》
《予言者ギャラシβ》
《ドラン・ゴルギーニ》
《雷鳴の守護者ミスト・リエス》
《ルベル・ゴルギーニ》
《気高き魂 不動》
《団・鎧・鉄・壁》
《ライオネルの天宝》
ほか38枚

 

 挫折してるじゃねーか!!!😡😡😡

 確かに《ウィリデ・ゴル・ゲルス》はまあまあ3ターン目に着地するだろうし、その能力は毎ターン誘発するだろう。だが問題はその後どうやって勝つのか?にあった。

 《ウィリデ・ゴル・ゲルス》の能力は後出しなので、相手のアクションは必ず無防備に見守らなければならない。ただそこで光単のパートナーという部分がネックになってくる。状況を解決できる、噛み合ったマナコストを持つクリーチャーがその時々できちんと手札にあるかというと……軽く想像しただけでも無理難題なのであった。

 あとこちらが《ウィリデ・ゴル・ゲルス》の能力を使うたびに有効なアクションは減っていくとはいえ、それでも相手の大技にいちいち付き合うことになるのでゲームが長くなりそうというのもある。私はデュエパーティーといえどデッキが健全に回ったなら能動的にきちんとゲームを終わらせられるだけのポテンシャルがあるデッキを使うのが好きなので、そういった意味でも私自身と真逆の志向性を持ったパートナーと言えた (《ウィリデ・ゴル・ゲルス》でメタクリーチャーの打点を揃えて積極的に殴りにいくならばまだわかるが、安定性を考えると《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》パートナーの方が良さそうに思える)。

 さて《ウィリデ・ゴル・ゲルス》を諦めたところで、次なるパートナーが必要になってくる。確かに《ウィリデ・ゴル・ゲルス》は早期に着地させられるが、能力が受け身すぎた。やはりデュエパーティーはパワー。対戦相手3人一度に蹂躙できるくらいのパワーが必要だ。

 そして、王道篇第1弾でそんなパワーを持ったカードといえば。

▲王道篇 第1弾「デーモン・オブ・ハイパームーン」収録、《哀樹の夜 シンベロム》

 《哀樹の夜 シンベロム》だ。

 「マナゾーンからマナコストを問わず好きなクリーチャーを出せる」というのは地味だが大きな価値がある。1枚差し縛りのデュエパーティーでは、たとえば何らかのロック能力を持ったクリーチャーで対戦相手の行動を縛りたい場合、パートナーに設定する以外で状況に合わせた適切なクリーチャーを召喚する方法が乏しかった

▲ドラゴン・サーガ 第1章「龍解ガイギンガ」収録、《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》
▲新2弾「マジでB・A・Dなラビリンス!!」収録、《古代楽園モアイランド》

 たとえば《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》が適切である状況をA、《古代楽園モアイランド》が適切である状況をBとしたとき、《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》をパートナーにするとBに対応できないし、《古代楽園モアイランド》をパートナーにするとAに対応できないといったことが起こりうる。《ディメンジョン・ゲート》や《五郎丸コミュニケーション》で一応解決はできるが、アクションとして弱いことは否めない。

 だが《哀樹の夜 シンベロム》をパートナーに据えておけば、パートナー召喚のためにマナを伸ばす行為が実質的にはサーチ手段となる。《地封龍 ギャイア》や《ア:ニーオ:マクア》のように近しい状況解決力を持った大型クリーチャーを多く積んでおけば、選択肢には困らないだろう。あるいは《レインボー・ストーン》などで直接マナゾーンに置いてもいい。

 かくして《哀樹の夜 シンベロム》の登場により、「《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》パートナーでありながら《古代楽園モアイランド》パートナーでもある」という不可能命題の実現が可能になったのだ。

 というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

 『パートナー:哀樹の夜 シンベロム』

カード名
《とこしえの超人》
《タルタホル》
《剛撃古龍テラネスク》
《ドルツヴァイ・アステリオ》
《地封院ギャイ》
《鬼の育成者 モエル》
《マナゴリラ》
《コレンココ・タンク》
《コレンココ・タンク/ボント・プラントボ》
《龍装者 ジスタジオ》
《ア:ニーオ:マクア》
《タマタンゴ・パンツァー》
《バイナラドンデン》
《キャベッジ・セッションズ/ソイルピンプ・キャベッジ》
《古代楽園モアイランド》
《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》
《豊潤フォージュン》
《ライフプラン・チャージャー》
《ライフプラン・Re:チャージャー》
《ハロウィンズ・カーニバル》
《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》
《ファンタジスタ・ライフ》
《ソイルピンプ・キャベッジ》
《マンハッタンの心絵》
ほか35枚

 

 最後まで作れ!!!😡😡😡

 確かに《哀樹の夜 シンベロム》は状況に合わせた最適な大型クリーチャーをマナゾーンから選んで出せるという強みがある。

 だが冷静に考えて欲しい。《哀樹の夜 シンベロム》が脇にセットで出るとはいえ、10マナ払って《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》や《古代楽園モアイランド》が1体出るだけというのはそもそもスケールに見合っているのだろうか?

 《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》パートナーの「2→4→6→10」パッケージを使ったとして《哀樹の夜 シンベロム》を出せるのは6コスト3ブーストクリーチャーを出した次のターンである5ターン目であり、その頃には他のどのパートナーも大型アクションの準備を整えていることだろう。そんな中で、仮に状況に合致していたとしても大型ロッククリーチャーを1体出しただけでは対処も容易だろうし、ただヘイトが自分に向くだけの中途半端な結果になりかねない

 vol.51-5で紹介した《蒼狼の王妃 イザナミテラス》パートナーの強みは、「ロッククリーチャーの複数同時展開」にある。大まかに言って、1体のロッククリーチャーは対戦相手1人を拘束するイメージだ。だから2人以上の対戦相手に対しては2体以上並べる必要がある。《エンペラー・キリコ》はそれを可能にするから強かった。

 だが《哀樹の夜 シンベロム》経由で大型ロッククリーチャーを出したところで、出せるのは所詮1ターンに1体だ。

 かくしてデッキを作っている途中で他の3人からあらん限りの罵倒を浴びせられた上に一番に退場する悲しい光景が目に浮かんだため、《哀樹の夜 シンベロム》の研究も諦めることにした。

 ……さてそうなると、王道篇第1弾でデュエパーティーに向いたパートナーは他に存在しないようにも思われた。

 しかし、まだ残っていたのだ。

 王道篇から導入された、パッケージの表紙になるほど気合の入った存在……すなわち、ドリームクリーチャーが。

▲王道篇 第1弾「デーモン・オブ・ハイパームーン」収録、《蒼き王道 ドギラゴン超》

 《蒼き王道 ドギラゴン超》。このカードは「多色であり」「6マナと4ターン目に出せる軽さ」ということで、デュエパーティーにおいて強いパートナーの要件を満たしている。また通常環境では打点が若干オーバーキル気味な部分があるが、ゲームに勝つのに21打点が必要なデュエパーティーにおいてはむしろその過剰打点がプラスに働く。

 それにせっかくの王道篇ということで、このカードをパートナーにしたデッキを組むことができないだろうか。

 パートナーが決まったとき、考えるべきはそのパートナーに特有の強力なシナジーとしてどのようなものがあるかだ。

 特定のパートナーに寄せてデッキを先鋭化させたとき、「そのパートナーでしか使わなさそうなカード」が必ず出てくる。外部ゾーンからパートナーを確定で召喚できるデュエパーティーだからこそ光り輝くシナジーがある。

 《蒼き王道 ドギラゴン超》という殴りに向いたパートナーを使うからには、「召喚したターンに勝つ」ことが目標となる。そのためには「ハイパー化」状態でのマナからの連鎖を一定回数続ける必要があるだろう。

 とはいえ「より小さい」の条件があるのでそのままだと連鎖はどこかで途切れるし、《SSS級天災 デッドダムド》は文明が違うので使えない。そうなったとき、連鎖が続くようにできるギミックが作れないか。

 具体的には、攻撃してもアンタップする高コストの多色クリーチャーと組み合わせられないだろうか?

 そう考えたとき、パズルのピースがピタリとハマった。

▲「奥義伝授!! デッキLv.マックスパック」収録、《荒ぶる大佐 ダイリュウガン》

 《荒ぶる大佐 ダイリュウガン》をアンタップしまくったらマナから好きなクリーチャーを呼び出しまくれるのでは???🤔🤔🤔

 《荒ぶる大佐 ダイリュウガン》は火自然のドラゴンを捨てる限り何度でも攻撃できる「革命チェンジ」持ちである。通常環境では過剰打点を作る割に半端な偶数ブレイクがネックとなっていたが、全員シールド6枚スタートで18枚も割れるデュエパーティーならば、むしろ《蒼き王道 ドギラゴン超》で好きなだけマナからクリーチャーを呼び出せるチャンスとなる。

 ちなみに《未来王龍 モモキングJO》でも同様のことは可能だが、乗せるモモキングが多色でない限りマナから4コスト以下しか呼べないのと、大量の進化クリーチャーに枠を割く必要がある点で《荒ぶる大佐 ダイリュウガン》の方に軍配が上がった。

 というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

 『パートナー:蒼き王道 ドギラゴン超』

カード名
《とこしえの超人》
《ベイB セガーレ》
《デスマッチ・ビートル》
《連射のカルマ ユキメ/ショット・水晶チャージャー》
《清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー》
《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》
《マーチングドラム ミドリ/ハーメルン・ハーモニー》
《原始 サンナップ》
《ア:ロックロ》
《森翠月 モスキート》
《熱愛妖精バニタス》
《バンカー・アントリオン》
《風の1号 ハムカツマン》
《ボルシャック・栄光・ルピア》
《友情地龍 ルピア・ターン》
《単騎連射 マグナム》
《キング・シビレアシダケ》
《緑銅の鎧》
《お騒がせチューザ》
《呪紋のカルマ インカ》
《ボルシャック・西南・ドラゴン》
《ボルシャック・秘伝・ドラゴン》
《陰陽の舞》
《Napo獅子-Vi無粋/♪オレの歌 聞けよ聞かなきゃ 殴り合い》
《ガルチェンソ・ドラゴン》
《インフェル星樹》
《U・S・A・CAPTEEEN》
《パンヌダルク》
《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》
《鳴動するギガ・ホーン》
《賢察するエンシェント・ホーン》
《無頼勇騎ウインドアックス》
《飛べ!イカロソくん》
《燃えろ!アポロソくん》
《青銅類 アリゲー》
《無双竜機ヴァルガザーク》
《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》
《爆裂遺跡シシオー・カイザー》
《剛撃古龍テラネスク》
《リュウセイ・ジ・アース》
《ダブル・リボルバードラゴン》
《地封院ギャイ》
《偽りの希望 鬼丸「終斗」》
《覇王類虹色目 イメン=ボアロ》
《オーシャン・ズーラシマ》
《ボルバルザーク・エクス》
《三つ星鉄人 ミシュラ》
《勝熱百覇 モモキングReVo》
《蒼き団長 ドギラゴン剣》
《勝熱龍 モモキング》
《勝熱英雄 モモキング》
《ボルシャック・ガラワルド》
《バークアステカA》
《革命類侵略目 パラスキング》
《荒ぶる大佐 ダイリュウガン》
《ボントボルト》
《真久間メガ》
《次元の霊峰》
《マンハッタンの心絵》

 

 何か色々弱そう!!!😡😡😡

 リストは適当だし対戦をしてみたわけでもないが、軽く一人回ししただけで問題点が10個くらい出てくる欠陥住宅ぶりであった。

 だが根底にある問題点は限られている。「《荒ぶる大佐 ダイリュウガン》を出すために5コスト以上のドラゴンをあらかじめ立てておく必要があり、3→5のマナカーブになって動きが遅れる」「《荒ぶる大佐 ダイリュウガン》を機能させるために大量の多色ドラゴンを入れる必要があり、動きが遅れる」の2点が特に大きな部分だ。

 しかしこれらは大要「《蒼き王道 ドギラゴン超》のデッキは多色が多くなりすぎてしまいもっさりする」と言ってるのと何も変わらない。《蒼き王道 ドギラゴン超》のデッキである限り、多色もっさりからは逃れられない……そうだとすれば、《蒼き王道 ドギラゴン超》でまともなデュエパーティーのデッキを作ることは不可能になってしまう。

 何か……何かないのか。私は《蒼き王道 ドギラゴン超》パートナーでありながら単色カードを大量に積めるような、そんなギミックを探した。

 そして。

 ついに解答に巡り会ったのである。

▲極神編「第1弾」収録、《幻染妖精リリアン》
▲極神編「第1弾」収録、《染風の宮司カーズ》

 単色クリーチャーを染色すればいいのでは???🤔🤔🤔

 《幻染妖精リリアン》《染風の宮司カーズ》を使えば、バトルゾーンにいる単色のクリーチャーを多色クリーチャーとして扱うことができる。そうすればマナカーブやマナチャージに悩まされることなく《蒼き王道 ドギラゴン超》の能力を連鎖させることが可能になるというわけだ。

 また、どちらも3コストと軽く、《蒼き王道 ドギラゴン超》の連鎖の途中に組み込みやすいのもデッキに合っている。

▲極神編 第2弾「人造神の創造」収録、《特捜兵クロード》
▲不死鳥編 第4弾「超神龍雷撃」収録、《ポップ・ルビン》

 このような発想の転換を可能にした背景には、《爆龍皇 ダイナボルト》パートナーと同様《特捜兵クロード》などのクリーチャーの能力を利用した「アンタップ構造」をとることにしたという決断がある。

 《荒ぶる大佐 ダイリュウガン》を使ったとしてもどの道ループまでできるわけではなく、連鎖回数は有限だ。ならばSAのトリプル・ブレイカー持ちである《蒼き王道 ドギラゴン超》を何度もアンタップし、21打点を相手のゴールにシュゥゥゥーッ!!した方が超!エキサイティン!!であると気づいたのだ。

 もちろんそのためにはマナゾーンに相当な枚数のアンタップ材が必要となるが、《蒼き王道 ドギラゴン超》は全体にスピードアタッカーを付与できるのでもともと《ボルシャック・クリスド》パートナーで採用していた《ポップ・ルビン》などのいわゆる「タップスキル」持ちとの相性も良く、十分な枚数を確保できるはずだ。

▲神化編「第1弾」収録、《大冒犬ヤッタルワン》
▲アビス・レボリューション 外伝「邪神と水晶の華」収録、《連射のカルマ ユキメ/ショット・水晶チャージャー》

 単色ベースのデッキとなったため、マナカーブは最速の「2→4→6構造」をとることにした。「ハイパー化」のためにクリーチャーは残したいことと、《未来王龍 モモキングJO》パートナーと違って手札を抱える意味がないため、《大冒犬ヤッタルワン》系列を大量に採用して4ターン目までの致死マナゾーンの形成を目指すというのがプレイ指針である。

 もちろんただ殴るだけでは他のパートナーと差がないところ、《連射のカルマ ユキメ/ショット・水晶チャージャー》《清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー》といったトリガーケアを連鎖の途中で挟めるのが《蒼き王道 ドギラゴン超》の強みだ。これらは下側のチャージャーが「4→6」のジャンプも担当できるので効率が良い (水晶マナになってしまうと連鎖で呼べなくなるのが悲しいが)。

 というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

 『パートナー:蒼き王道 ドギラゴン超 (アンタップ型)』

カード名
《とこしえの超人》
《ベイB セガーレ》
《暴打の番狸》
《デスマッチ・ビートル》
《連射のカルマ ユキメ/ショット・水晶チャージャー》
《清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー》
《チック・医・スルッチ》
《ポップ・ルビン》
《オッケーBros.》
《ビシット・アメッチ》
《タイク・タイソンズ》
《大冒犬ヤッタルワン》
《大冒犬ヤッタルワン GS》
《シビレアシダケ》
《シビレアシダケ/インビンシブル・パワー》
《幻緑の双月》
《幻緑の双月/母なる星域》
《楽球の妖精》
《キング・シビレアシダケ》
《パロッタ・剣・ルピア》
《ボルシャック・栄光・ルピア》
《友情地龍 ルピア・ターン》
《メタルコックのタイマー》
《単騎連射 マグナム》
《染風の宮司カーズ》
《幻染妖精リリアン》
《ブランド-MAX》
《鯛焼の超人》
《岩岩-ロック》
《U・S・A・MOFFU》
《特捜兵クロード》
《緑銅の鎧》
《ダイナボルト <ドギラ.Star>》
《呪紋のカルマ インカ》
《お騒がせチューザ》
《シロイヌムサシ》
《ギギギのギタロー》
《極輪の妖精》
《カダブランプー》
《ノリのりん》
《逆転王女プリン》
《ゲラッチョ男爵》
《パンヌダルク》
《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》
《最終兵ッキー》
《U・S・A・CAPTEEEN》
《グレープ・ダール》
《ボルシャック・秘伝・ドラゴン》
《ホアート・サケビーJr.》
《無敵 ドン・カツドン》
《スパダチ ケントナークR》
《ガルチェンソ・ドラゴン》
《“乱振”舞神 G・W・D》
《偽りの希望 鬼丸「終斗」》
《ボルシャック・ガラワルド》
《バークアステカA》
《革命類侵略目 パラスキング》
《フェアリー・ギフト》
《エボリューション・エッグ》

 

 無防備にトリガーを食らう殴りパートナーなので基本はレベル2の想定 (※個人の感想です) だが、攻撃の途中でトリガー封じを絡められるパターンもあり、また何より《蒼き王道 ドギラゴン超》自身が登場時にメタクリーチャーを1枚どけられるというのが他の殴りパートナーに対する大きな差別化点となっているので、レベル3に分類されてもおかしくはないだろう。

 既に言及しているように、このデッキを完成させられたことには《爆龍皇 ダイナボルト》《未来王龍 モモキングJO》《ボルシャック・クリスド》《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》といった殴りパートナーのデッキをいくつも作ってきた経験の寄与がとても大きい。

 様々なパートナーのデッキを作った経験が、新たなパートナーのデッキに関して土台を作る際に助けとなってくれるのだ。

 ぜひ自分だけのパートナーを見つけて、デュエパーティーを楽しんでもらいたい。

 ではまた次回!来週は休載なので、6月28日 (金) にまた会おう!!

ライター:まつがん
 
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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次回更新は6/28(金)更新!!