【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第252回 八宝菜がドラゴンに!? 異色のモンスター“ハッポウ”!!

第252回 「ハッポウ」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“ハッポウ”を大紹介!!

▲香彩の丼龍・ハッポウ

 正直……このシリーズをここでピックアップしていいものかどうか、かなり悩みはした(苦笑)。というのも、前回までの魔導姫シリーズとか、神話や伝承がモチーフになっているモンスターだったら書くこともたくさんあるんだけど……このシリーズって、食べ物!! それもどんぶりモノだし!!!

 ってことで「うーんうーん」と煩悶せざるを得なかったんだけど、このコラムはテキストよりも、改めてイラストを見てもらうことに主題があると思ったので、堂々と紹介させてもらうことにしました^^;

 と、ここまで書けば、賢明なパズドラーなら何が出てくるのかピンと来たに違いない。

 今回解説するのは……!

 モンスターNo.1762!! “香彩の丼龍・ハッポウ”であります!!

 ハッポウが初めてパズドラに登場したのは、いまから丸9年前の2014年12月15日。スペシャルダンジョン“青の丼龍 八宝龍【水木光限定】”のボスとして現れたのである。その名の通り“どんぶりモノ”がモチーフのモンスターということで、実装された当時は、「これはいったいなんなんだ!?」と大きな話題になったものである。

 しかも、ダンジョンの作りも“料理”がテーマになっていておもしろいのなんの。高岡コラボのホタルイカやシロエビ、ぐんまコラボの下仁田ネギや嬬恋キャベツなどなど食材系のモンスターがつぎつぎと出てきて、ボスにたどり着くころには料理が完成しているのでは……という感慨を味わうことができたのである(笑)。また、水木光限定のダンジョンなので難易度はそれほど高くなかったものの、ボスのハッポウは木属性ダメージ半減の効果を持っていたため、そこだけ注意が必要だったことを覚えているわ。

 さて、そんなハッポウは中華料理の“八宝菜”がモチーフだと思うが、それがどんぶりモノになると……これは中華丼か!! イラストをじっくり観察すると、チンゲン菜、エビにタケノコ、ウズラの卵にニンジンの輪切りと、ドラゴンの身体ひとつで八宝菜を表現しているのがよくわかるのである。うまそう!

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

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次回は3月18日(月)更新!!

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