【カブトクワガタ日記】第286回 DLC第5弾を観察する

こいつ、見たことあるな

 2月15日に晴れて、『カブトクワガタ』における最後のダウンロードコンテンツとなる“ゲゲゲな!ゴールデンアルティメットセット”が配信された。

 前回の記事に速報を載せたけど、

 最後を飾る2種のカブト&クワガタは……!!

 “ロクロクビオトシブミ”と“パプアキンイロクワガタ”だった!!! いやこれ……! 最後の最後で飛び道具きたなぁあああ!!!www

 ……と、ムシに関しては門外漢の俺は、そのルックスを見てたいそう驚いたのであります。

 てなわけで、記念すべきこの2種を『カブトクワガタ』の図鑑で眺めていってみよう。

 まずは……!

 果たして……これはホントにカブトムシなの!!? という疑問しか浮かばないロクロクビオトシブミから。

 まずは、その異形がもっともよくわかる横のカットから。

 ……これ、ムシっていうよりクレーンとかユンボといった重機じゃね……?? “ろくろ首”って名前に付いている通り、異常なまでに伸びた首が特徴的すぎるんですけど(((( ;゚Д゚)))

 このムシ、俺は初見もいいところだったので、「ホントに自然界に存在すんの……?」という疑問すら浮かんできたんだけど、調べたところキチンと生息しているのな……。

 “オトシブミ”ってのはオトシブミ科の昆虫の総称で、コウチュウ目カブトムシ亜科ゾウムシ上科オトシブミ科……ってことらしいので、『カブトクワガタ』というゲームに、

 「カブトムシですけどッ!!!」

 とドヤ顔で実装されたとて、なんらおかしくない……ということなのかもしれない。

 ロクロクビオトシブミはフィリピンに生息していて、マダガスカルに棲む“キリンクビナガオトシブミ”とともに非常に首が長いことで知られている……と。このオトシブミに分類されるムシは約1000種もいて、日本にも23種が生息しているとのこと。うーん、まったく知らなかったわ……。ちなみに首がこんなに長くなった理由は、繁殖時に首が長いオスのほうがメスにウケたことから、徐々に首が長いほうに強化されていった……ってことらしい。生き物って、本当におもしろいですね。

 そんなロクロクビオトシブミを別の角度から眺めてみよう。

 マジでユンボにしか見えねえ……w

 でも、正面から捉えると……!

 圧縮効果で首の長さが消え、ムシってより馬に見えてくるから不思議ww こいつにも色違いが存在するなら、ぜひとも全色揃えたいと思ったねw

 続いて、DLC第5弾のクワガタ枠であるパプアキンイロクワガタだ。

 でもこれ、「どっかで見たことあるなぁ~……!」と一報を知ったときから感じていたんだけど……思い出したわ。

 それは、去年の夏に初めて行った大昆虫展でのこと。生体展示のひとつに、パプアキンイロクワガタがいたのである!! ↓こんな感じでな。

 最初はデフォで『カブトクワガタ』に実装されているニジイロクワガタかと思って写真をパシャパシャと撮っていたんだけど、そのときはまだ未実装だった別のムシだと知って、「なぁんだ」と思った思い出が……w でもこうして日の目を見て本当によかったわ^^;

 そんな、美しくもかわいらしいパプアキンイロクワガタをいろいろな角度から。

 パプアキンイロクワガタはその名の通り、パプアニューギニアに生息する小型のクワガタだ。オスメスともに金属のような美しい光沢があるのが特徴で、その色はさまざま。安価で繁殖も簡単、そしてキレイということもあって、ムシ初心者から上級者まで幅広く人気があるとのことである。

 ということで、これでひと通りのムシが出そろったな!!

 この2種もどこかのご神木に色違いが生息しているだろうからそれを探しつつ……! 引き続き、激ムズ大会でもレア色をゲットするために、自軍を鍛えていこうと思います!!

 『カブトクワガタ』、まだまだやることがいっぱいだ!!

 続く。

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info

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