トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×Gem 第3回】
あとばる選手とGem選手の対談も今回がラスト!
最後はナワバリにおけるヒッセン・ヒューの立ち回りと、初心者だとやられてしまうことも多いサメライドとウルトラハンコの対処法について聞いてみたぞ。
あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
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スロッシャー系統をメインで使用するトッププレイヤー。『スプラトゥーン』でも屈指の理論派プレイヤーとして知られ、中でもナワバリに関しては非常に高い理解度を持つ。実際「スプラトゥーン甲子園2023 北海道地区大会DAY2 一般チーム部門」では数々の強豪チームを撃破し、見事に優勝を果たした。ナワバリが上手くなりたい人は特に要チェックなプレイヤーのひとりだ。
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タンサンボムを多用するのは厳禁!?
――これからヒッセン・ヒューを使ってみたい人に向けて、最初に意識しておいた方がいいことはありますか?
Gem:ヒッセン・ヒューを使う人ってすぐにタンサンボムを投げがちなんですけど、そうすると常にインクがカツカツになって、敵が急に来たときにインクがなくて対処できないってことがよく起きるんですね。
なので、基本的にはメインで塗ることを意識して、自分の近くにもう塗る場所がないなと思ったときに初めてタンサンボムを投げるくらいの感覚でプレイするのがいいのかなと思います。
――初心者だと「遠くからひたすらタンサンボムを投げているだけ」みたいなプレーになりがちですもんね。
Gem:そうですね。私も昔はタンサンボムをよく投げていたんですけど、それだと急に敵に詰められたときに対応できないんですよね。なので、最近もメインをいっぱい振るように意識してプレイするようにはしています。
――なるほど。でも、タンサンボムが強いこともあって、ついなんとなく投げちゃうんですよね。
Gem:それもめっちゃわかるんですよね。私もいつも投げがちなので。「ごめん、タンサン振ってたらやられた!」みたいなこともよくあります(笑)。
――ナワバリで対面を仕掛けるときは、どういった立ち回りで相手を狙っていくようにしていますか?
Gem:私のチームの場合だと、エナジースタンドを投げたあとにLACTの人がガンガン詰めてくれるので、そのLACTについていく。LACTへのヘイトを狩るというか、 LACTが入ってきたのを見て対処しようとする敵を私が倒すみたいな。
あとは味方のデュアルスイーパーとかジムワイパーが対面しているところに、タンサンボムを投げるというのもよくやります。そうすると足場も作ってあげられるし、うまくいけばキルがとれるかもしれないし。
――基本的に味方のサポートという形で立ち回る?
Gem:そうですね。なるべく無理はせずに、味方が対面しているところを狙う形ですね。
――確かに相手からすると、敵のLACTが入ってきたら絶対に止めなきゃってなりますもんね。
Gem:そうですね。エナジースタンドを飲んだ状態なら、味方のLACTはスペシャルが溜まるし、リスポーンして自塗りもできるし、私はやられずに敵を倒せるしというのでよいことずくめなんですよ。
――ちなみに甲子園ルールだと、ギアはなにをつけているんですか?
Gem:今はカムバック、スペシャル性能アップ、イカ速度アップが基本で、ナメロウ金属だけイカ速度じゃなくてスペシャル増加量アップをつけています。
――ナメロウ金属はそんなに移動しない?
Gem:なんかナメロウ金属って、すごくスペシャルが溜めずらいんですよね。それこそR-PENとかジムワイパーとかが圧を掛けてくるので、自分のメインだけで塗れる場所が本当に少なくって。自陣側の左下とかも危ないのであまり降りたくないですし。それで、基本的にはスペシャル増加量アップを積んで、自高からサポートすることが多いですね。
――確かにナメロウ金属はマップも狭いですもんね。そのほかに、ヒッセン・ヒューを使う上で覚えておきたいテクニックや知識はありますか?
Gem:テクニックと言えるかはわからないですけど、エナジースタンドは自分たちが打開しないといけないときは早めに切ったほうがよくて、抑えている状況だったらあとに切った方がいいというのはありますね。
――「あとに切る」というのは、相手がスペシャルを使ったあとに切るってことですか?
Gem:そうですね。自分たちが押している状況だったら、相手は打開のためにスペシャルを切るじゃないですか。その前に自分たちが切っていたら、ただ相手をリスポーンに押し込むだけで、結局相手のスペシャルに反撃ができなくなるので。相手がエナジースタンドを使いました、詰めてくるぞってときにこっちも返すみたいな。
――相手の打開を潰すために使う。
Gem:そうですね。カウンターとして使うのがいいと思います。
――あと、よく「サメライドは弱い」って言われてますけど、自分はサメライドでやられることがけっこう多くて。なにか上手い対処法はあるんですか?
Gem:サメライドは他のスペシャルと比べると打開とかに切れないってだけで、キルを狙う分にはけっこういいスペシャルだとは思うんですよね。私も咄嗟に出されたら避けるのは無理ですし。
あとばる:なんか対処する感じじゃないんですよね。勝手に突進して来て勝手にやられていくイメージというか。
Gem:そうですね。
あとばる:直線上にしか突進して来れないので、相手がサメライドが溜まっているとわかっていたら、そのブキとのラインを見ておけば、そう簡単にやられることはないのかなとは思います。不意打ちで来られたらさすがに僕も避けられないので、事前に予測して安全なラインを見極めておくのが大事なんじゃないですかね。
――上手い人はサメライドが発動した瞬間に倒しているみたいなイメージだったんですけど。
Gem:いや、それはかなり上手い人だと思いますよ。
あとばる:そうですね。よほど相手の吐き方が雑とかじゃないと、そう簡単には倒せないですね。
――もうひとつ、初心者からするとウルトラハンコもかなり脅威に感じるんですけど、ウルトラハンコはここを狙うと倒しやすいといった場所があったりするんですか?
あとばる:いやー、なんか同じように撃っていても倒せるときと倒せないときがあって。だから、明確な対処方法があるわけではないと思うんですけど。僕個人としては最初にちょっと撃って無理だったらすぐ引いちゃいますね。
――確かに同じように撃っているはずなのに、なんか倒せずに突っ込まれてやられるみたいなことが多いんですよね。ヒッセン・ヒューだとウルトラハンコってどうなんですか?
Gem:同じですね。さっきは倒せたのに、今回はやれなかったなとか普通によくあります。なので、基本は関わらないようにしていますね。
――無理に倒しに行ったりはしない?
Gem:しないですね。終わるのを待っていますね。
あとばる:自分も危ないと思ったらすぐ逃げちゃいます。
――じゃあ、無理に倒そうとしないのが一番堅実な立ち回りになる?
あとばる:そうですね。やっぱりどうしても規則性がつかめないというか。「これやれないんだ」とか、逆に「これやれるんだ」もあるし。
Gem:ありますね。
あとばる:よくわかってないです。まあ、でもなぜか自分がウルトラハンコを使うと全部やられるという(笑)。
――あははは。不思議な現象が。なぜか自分で使うと速攻でやられたりする。
あとばる:もう、そういうスペシャルだと思ってます(笑)。
・ヒッセン・ヒューはタンサンボムの投げすぎに注意!
・サメライドは相手とのラインを意識して回避!
・ウルトラハンコは無理に倒しにいかず、終わりを狙うべし!
次回は新たなプレイヤーが対談に参戦! 目前に迫った甲子園全国決勝大会に向けていろいろと聞いていくぞ。