第219回 「呂布」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“呂布”を大紹介!!
4週にわたってお届けしてきた“三国神シリーズ”の解説も、今回でひと段落。ここまで、火属性の曹操、水属性の孫権、木属性の劉備、光属性の大喬&小喬を紹介してきたわけだけど……!
最後に控えしは……もちろん!!
三国志に登場する数々の英雄、豪傑、偉丈夫の中にあっても“最強”の名をほしいままにし、後世のさまざまな創作物やコンテンツにも影響を与えたとされる武人……!
モンスターNo.1239!! 三国神シリーズの闇属性担当、“呂布”をピックアップいたしましょう!!
呂布が初めてパズドラに登場したのは、他の三国神と同じ2014年3月のことだ。これも他の記事で書いた通り、パズドラが2周年を迎えた直後に実装されたのが三国神シリーズであり、もっとも人気の高かった闇属性に“あの”呂布が入ったということで、発表直後から大騒ぎになったのだ。
実際、登場直後から悪魔タイプをそろえた“呂布パ”は人気となって、フレンドリストにズラリと呂布が並んでいたことをいまでもよく覚えているわ……。闇属性の列消しをするパーティーで、当時隠れてコソコソと使用していた記憶が(筆者は基本的に木属性しか使えなかったので^^;)。懐かしいなあ。
そんな呂布は前述の通り、三国志で“最強”と称される武人のことである。常人をはるかに上回る腕力と、あらゆる武術に通じた才能を称して“飛将”と呼ばれ、後漢時代の多くの権力者に愛でられた。有名なのは董卓(とうたく)で、圧倒的な武力を誇る呂布と父子の関係を結び、つねに傍らに置いて護衛をさせていた。しかし、あれやこれやとあった末に董卓は暗殺され、力を持て余した呂布はさまざまな権力者のもとをさすらうのである。
ちなみに、呂布の愛馬がかの有名な“赤兎”である。それを考えると、パズドラのイラストで呂布がまたがっているドラゴンは赤兎馬をモチーフにしたもの……なのかもしれない。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
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