第192回 「アルビダ」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“アルビダ”を大紹介!!
この記事が公開されるころには12月も終わりかけになっていて、これを書いている男(俺のことだけど)も年末進行の荒波にもまれてたいへんなことになっているであろう……(((( ;゚Д゚)))
何度も言うように2022年は“パズドラ10周年イヤー”だった。
その波に乗るように当連載でも、パズドラの黎明期から活躍するベテランモンスターをあえてピックアップして解説してきたんだけど……!
この傾向はどうやら、パズドラ11周年イヤーとなる2023年も続いていくような気がする(苦笑)。いやだって、今回からシリーズとして紹介していく海賊龍もモンスターナンバーは900番台で、現在の9500番台(!)のモンスターはまだ遥か先というね……w
てなわけで、パズドラが何周年だろうが気にせずに、これからも神話や伝承がモチーフとして存在するモンスターを解説してまいります!
どうぞよろしくお願いいたします! ……って、これほとんど、前回の書き出しと同じだけどね!!ww
さて、前述の通り前回から初期のスペシャルダンジョンを賑わせてくれた“海賊龍”シリーズを解説している。
1回目は火属性のバーソロミューを紹介したので、2回目は……もちろん!!
海賊龍シリーズの水属性担当、“蒼の海賊龍・アルビダ”を紹介いたしましょう!!
アルビダがパズドラに初めて姿を現したのは、いまから9年前の2013年11月末。
スペシャルダンジョン“蒼の海賊龍”のボスとして降臨したのである。
バーソロミューのダンジョンと同様に、道中ではフロストデビルやマリンゴブリン、そしてブルーパイレーツと言った水にちなんだモンスターがたくさん出てきたのが印象深かった。
それらを蹴散らした先に待ち構えていたのが、ボスの“蒼の海賊龍・アルビダ”だったのである。
アルビダは当時としては“苛烈”と言っていいほど、先制攻撃やイヤらしいギミックを使ってくるモンスターだった。とくに回復ドロップを毒に変化させる攻撃が面倒で、トライ&エラーをくり返すハメになったことをよく覚えているよ……。
そんなアルビダのモチーフは、バルト海を中心に女海賊として名を馳せた“アルビダ(もしくはアルビルダ)”だと思われる。
前回のバーソロミューは実在の人物だったが、このアルビダに関しては“架空”とする研究者もいて、存在があやふやなところがある。
が、スカンジナビアの伝説ではアルビダは5世紀ごろに実在した王女(!)で、結婚のいざこざののちにバルト海へと逃げ出し、その後に海賊になった……とされているとか。
女海賊という時点でかなりのパンチが効いているが、さらに王女だったなどという設定が上乗せされたら……! マンガや小説のモチーフになってくれと言わんばかりであるw
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
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