祭りの時!!
ケイリッド攻略の終着点として到達したのが、前回の記事でも紹介した“赤獅子城”。
ぽつぽつと敵はいるものの皆どこか上の空で、心ここにあらずの状態で生きているような印象を受けた。
赤獅子城を包み込む、なんとも表現しようのない異様な雰囲気……。いくらがんばっても、最終的にはワンマン社長が現れてテーブルをひっくり返し、それまでの苦労や努力もすべて水泡に帰してしまうような……。そんな気配に満ちている気がする。
……これ、いまふと思いついて書いた例えなんだけど、冷静になったいま読んでみても、
「じつに言い得て妙だったな!!!ww」
と思ったねw 要するに、このワンマン社長にあたる怪物がこの城の最奥に控えている……ってことだ。
そこに通じる、最後の安全地帯--。
見ると、どこかで見たことがある人物(?)がそこかしこでたたずんでいる。
たとえば……!
おお! あんたは半狼のブライヴ!!! この『エルデンリング』の世界において、意思の疎通ができる数少ない戦士のひとり!!w
ひさしぶりに会ったブライヴは、この赤獅子城で起こる出来事について↓こんな説明をしてくれた。
「かつてもっとも強かったデミゴッド、ラダーンに挑む祭りだ」
か、かつてもっとも強かったデミゴッド……ってことは、あの接ぎ木のゴドリックとかをも上回る豪傑が、この先で待っているってことか((゚Д゚;))
「うーむ……! これはとんでもねぇところに来てしまったみたいだぞ……((゚Д゚;))」
にわかに震えながら、もうひとりの昔馴染みに話し掛けた。
鉄拳のアレキサンダーいたぁぁぁぁあああ!!!ww そう言えばアレキサンダーって、ラダーンと拳を交えることを目標にしていたんだっけなーーーww
それもあってか、アレキサンダーは気合十分である。
「鉄拳アレキサンダー、決して臆さず、勇ましく戦い抜くと誓おう」
だって。バトルの形式はこの時点ではわからなかったけど、もしかしたらブライヴやアレキサンダーと共闘してラダーンに挑むのかなぁ……と、このときおぼろげながら予感したのであった。
そして……!
「死の時間だ」
というなんとも不吉なメッセージに見送られながら、ラダーン祭りの主宰に話し掛ける。
いつ挑んでも同じだろうから……つねに俺は、準備万端ってことだ!!! さあさあ、とっととラダーンの待つ場所まで飛ばしちゃってくれや!!!
衰えぬ戦意、狂暴なまでの闘志--!
見ると画面では、ラダーン将軍のデモ映像が……!
うおおおおお……!! ゴドリックやレナラとも圧倒的に異なる、“武”のカタマリのような異形の存在……!! あ、あれが“星砕きのラダーン”かッッ!!!
俺が映像を見終わるのを待っていたかのように、主催者が鬨の声を上げた。
「戦祭りじゃ! ラダーン祭りじゃ!!」
それに、覚えたばかりのボディーアクション、
「おーおーおーッッッ!!!」
で応じる俺。
よし……! これで祭り前の儀式はすべて終わった。あとはラダーンの元に飛ばされ、血で血を洗う激闘を演じるだけだよなッ!!!
……と思ったのも束の間のこと。
「うおおおおおおお!!!!!」
咆哮を轟かせる俺に主催者の男は……w
「あ。この先の教会から、砦の下の階段に向かってね^^;」
……って、話の腰を折るなぁぁあああ!!!www
ちょっと機先を制されてしまったが(苦笑)、ラダーン祭り、いよいよ開幕である!!
続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『ELDEN RING』公式サイト:
https://www.eldenring.jp/
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