By ZweiLance
コロコロオンライン読者の皆様!どうも!DMゼミ講師のZweiLance (ツヴァイランス) だ!
さて長かった、実に5年半にもわたるジョー君の旅路は、遂に終わりを迎えるようだ。
新主人公ウィン君の噂もそろそろ耳に届いてる頃だと思うが、今回はそんなウィン編を準備万端で迎えるべく、ジョー編で大活躍したカードたちが一挙に収録されたパックとなっている。
その名も「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」。
こちらの中から10選、特に要注目と言える再録カードをピックアップしてきた。
新規カードももちろん豪華なのだが、何と言っても再録がとんでもないことになっているので、それぞれなぜそこまで注目されているのか、その背景と一緒に解説していこうと思う。
早速いってみよう!
その1:《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》
「英雄戦略パーフェクト20」に収録され、「これノーマルカードの強さじゃない!!」と話題になったこのカードも、念願かなって再録となった。
実際スーパーレアやキングマスターレアであっても、何ら不思議でないスペックなこちらのカード。
特に《ヘブンズ・ゲート》との相性は抜群で、唱えた瞬間にそのまま回収でき、場に残れど、除去されど、必ず呪文を1回以上唱えることができるため、使った時点でアドバンテージが確約されている。
また、《T・T・T》でスピードアタッカーにして運用すると、唯一の弱点であるタイムラグも解消できる。
火水光、あるいはディスペクターを主軸とした5文明基盤に組み込んであげると、良い仕事をする1枚だ。
その2:各種GR関連カード
長い間プレイヤーをやってきた身として、ここ数年、特に新規デュエマユーザーが増えてきている実感があり、非常に嬉しく思う。
その反面で、GRや超次元といったアドバンス特有のギミックは、当時現役でプレイしていないと、なかなか手に入れる機会がないのでは?という心配もあった。
そこで、最近の通常弾でもトレジャーレアとして、GRや超次元関連カードの再録には特に力が入れられており、この「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」もそのうちの一つだ。
《全能ゼンノー》を筆頭に、《回収 TE-10》や《カット 丙-二式》など、実は一度も再録されていなかったGRクリーチャーも遂に再録となっている。
同時にそういったGRを有効活用するための《GIRIGIRI・チクタック》や《斬罪 シ蔑ザンド》など、現代でも特に実用性の高いカードを中心に組まれたラインナップなので、ぜひこの機会に集めておいて欲しい。
その3:《瞬閃と疾駆と双撃の決断》
言わずと知れた最強呪文「決断シリーズ」からは、火文明のこちらが初の再録となっている。
超天篇の第3弾に収録されており、踏み倒す能力に文明の指定がないことから、《天災 デドダム》や《葉鳴妖精ハキリ》との相性が後に注目され、再録を望む声が非常に多かった1枚だ。
序盤のゲームメイク以外にも、最近活躍している《飛ベル津バサ「曲通風」》などに、スピードアタッカー×攻撃後アンタップ効果を付与することで、中盤の押し込み要因としても十分に活躍が期待できる。
その4:《ナゾの光・リリアング》
《T・T・T》という現代最強クラスの手札補充呪文を、わずか2ターン目にして盤面展開と合わせて行える超強力コンボカード。
「謎のブラックボックスパック」で1度再録があったものの、手に入りやすい形での再録は今回が初と言えるだろう。
決して単体で上手く機能するようなカードではないのだが、場持ちの良さを生かして、《緊急再誕》や《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》など、コンボを組むカードを見極めさえすれば非常に強力。
その5:《キング・ザ・スロットン7/ 7777777》
双極篇第2弾で収録されて以来、通常のスーパーレアとしては初の再録となる。
このカードは現在2つのポイントで評価されていて、一つは《巨大設計図》で回収できる汎用除去カードであること。
文明を持たないことを生かし、《7777777》で厄介な対策クリーチャーも比較的容易に対応することが可能だ。
そしてもう一つは、ジョーカーズデッキの復権。
同弾で登場した《ジョリー・ザ・ジョニー Final》と《勝熱と弾丸と自由の決断》、そして先日ついに殿堂解除された《ガヨウ神》と組み合わせた、新たな無色ジョーカーズデッキが大会でも好成績を残し始めている。
上面の《キング・ザ・スロットン7》には連ドラならぬ連ジョーカーズ的な展開力があり、突然の即死打点形成も夢ではない。
その6:《有象夢造》
王来MAX最終弾で登場した対策クリーチャーサイクルと非常に相性が良く、特に手札破壊デッキで重宝されていたこちらのカード。
「弩闘×十王超ファイナルウォーズ!!!」で収録されて以来、初の再録となった。
状況に応じて手札破壊と対策クリーチャー展開を使い分け、さらに《アクア・ベララー》と組み合わせることにより、相手の逆転を一切許さない。
かなり嫌らしいカードとなっており、コントロール好きにとっては相当嬉しい再録だろう。
その7:《卍 ギ・ルーギリン 卍/卍獄ブレイン》
「超誕!!ツインヒーローデッキ80 自然大暴走 VS 卍獄の虚無月」に初収録されて以来、一度も再録がなかったこちらのカードもついに再録だ。
水魔導具デッキでは《凶鬼卍号 メラヴォルガル》のように大量に採用したいカード、というわけではないのだが、1枚入れておくだけで相手のガチガチに固めたブロッカー盤面も突破することができる。
《卍 ギ・ルーギリン 卍》は「虚無月の門」として出しても実質不死身のブロッカーで、下面《卍獄ブレイン》の1ドローも、時に《卍 新世壊 卍》を運んでくる奇跡の1手となる。
ぜひこの機会に1枚当てて、採用を検討して欲しい1枚だ。
その8:《砕慄接続 グレイトフル・ベン》
王来篇第2弾の看板とも言えるスーパーレアとして登場し、この1年で「ディスペクターデッキの顔」と言っても過言ではないレベルになったこちらのカード。
最強の中継役であり、《ヘブンズ・ゲート》+《霊宝 ヒャクメ-4》のパッケージはもはや鉄板だろう。
約1年前のカードだが、スーパーレアで当時なかなか当たらなかった人も、この機会にぜひ4枚集めて欲しい。
その9:《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》
王来篇第1弾の新カード風林火山、「ビートダウンの風」トップバッターで紹介したことで、個人的にも印象に残っている1枚だ。
あの時は、まさかここまで環境に影響を与え続けるカードだとは思っていなかったのだが、これまた《有象夢造》同様に、王来MAX最終弾で登場した対策クリーチャーサイクルとの圧倒的な相性により環境トップを走り続けている。
特にこのカードは「コスト4以下」という縛りこそあれど、文明などの制約はない。
今後登場するカード次第ではさらに化けていくだろうし、現環境レベルでも十分大活躍ということで、非常に嬉しい再録だ。
その10:《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》
そして最後は、5cコントロールの顔とも言える、最強の踏み倒し呪文が再録だ。
《龍風混成 ザーディクリカ》と《ロスト・Re:ソウル》による超強烈全手札破壊コンボを筆頭に、自身を踏み倒すことによる全タップや、ループ系のコンボまでもこなしてしまう。
昨年にUGC仕様で1度収録されていたものの、今回のパックで一気に手に入りやすくなったことだろう。
以上10種類が今回ZweiLanceが特に推したい再録カードの10選となる。
この他にも沢山の推しがいたのだが、断腸の思いにてピックアップさせてもらった。
そして実は今回の10選、通常レアリティカードのみとなっていて、これらに加えてなんと50種にもなるキングマスターレアが1パック1枚、必ず封入される仕様となっている。
「豪華過ぎて逆にキリがない」ということで割愛させてもらっているが、ジョー編を通して集め損ねたカードを収集するにも、5年半の歴史を振り返るにも、いずれにせよ最高の内容となっているので、締めくくりとしてぜひ手に取ってみて欲しい。
デュエチューブではこれらの内容をより深掘りした講義式の動画を同時公開しているので、合わせてチェックの方もよろしく!!
それでは、また次回のDMゼミでお会いしよう!!
ZweiLance:
デュエル・マスターズの超強豪プレイヤーにして、YouTubeの「ZweiLance Channel」でデュエル・マスターズに関するコンテンツを主に配信するYouTuber。『モルトNEXT』『デ・スザーク』『アナカラーデッドダムド』『オカルトアンダケイン』などの名手として知られ、競技デュエマにかける情熱は誰よりも熱い。主な戦績はグランプリ-7th3位入賞、日本一決定戦2018トップ8入賞、日本一決定戦2019出場権をDMPランキング上位枠で獲得など。
YouTube「ZweiLance Channel」:
https://www.youtube.com/channel/UCgo6OjaW8C8kghG0SHwMsJA
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