1982年に生まれ、現在も多くの人々に愛されているタミヤの大人気ホビー『ミニ四駆』。連載企画「ミニ四駆歴代マシンカタログ」では、いままで登場した歴代マシンを世代ごとに取り上げていくぞ!! 本記事では、第2次ブーム編の「ビートマグナム」を紹介!
世界レースに挑む新たなマグナム
「ビートマグナム」は、コロコロコミックにて1994年から連載されたまんが『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』(こしたてつひろ先生)のキャラクターである星馬 豪の4代目マグナム。実際の商品は1997年のジャパンカップ‘97にて先行販売。全国では同年7月に発売された。
ロッソストラーダとのレースによってマシン全滅まで追い込まれたTRFビクトリーズは、次のレースに出場するために損傷の少ないマグナムの修理を行う。修理前に鉄心先生の研究所で見つけたスーパービートシャーシと組み合わせたことにより、4代目マグナムこと「ビートマグナム」が誕生。後に世界グランプリのスペシャルレースに挑むことになる。
スペシャルレース後半のベルクカイザーとの一騎打ちでは、最後の望みをかけて「マグナムトルネード」で逆転を狙うが、ビートマグナムは失速して途中で落下してしまう。しかし、落下時の衝撃により、シャーシに付いているバネの反発力を活かした大ジャンプ「ドラゴンサスペンション・マグナムダイナマイト」でベルクカイザーを抜き去り、最後は奇跡の大逆転勝利を果たした。
スペック概要
■全長:148mm
■全幅:90mm
■全高:48mm
■シャーシ:スーパーTZ
TRF潜入スクープ!?
当時のコロコロを振り返る!
「ビートマグナム」の情報が初めて掲載されたのは、1997年のコロコロコミック7月号。ミニ四駆特集ページの最後に「新マグナム完成間近!? TRF潜入スクープ!!」という見出しとともに、ビートマグナムのCG図面が公開された。この時はまだ名前は判明しておらず、具体的な情報が明らかになるのは次号の8月号から。
8月号は謎に包まれていた新生マグナムの秘密がついに公開。
4代目マグナムの誕生秘話や特徴的なドラゴンサスペンション、フルカウルミニ四駆には珍しい大径タイヤの採用など、各部の魅力を4ページに分けて徹底解剖でお届けしている。また、全国発売に先駆けてジャパンカップでの先行販売や、読者プレゼント企画も合わせて実施された。
その後の改造記事では、グレートジャパンカップ攻略マシンが公開。見えない駆動メカ部分に手を加えた「アトミックチャンプ」。高速カーブ対策で、ローラーを高い位置につけて後部ステーも強化した「ファーストタイマー」といった改造例が披露された。
また、ほかの掲載号では、エアロミニ四駆シリーズで登場した「スーパーXシャーシ」を搭載したビートマグナムの姿も確認できる。
以上、第2次ブーム『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』編のマシンをお届け!
次回は、第2次ブームからビークスパイダーの別モデルが登場だ!
本連載は水曜日更新予定なのでお楽しみに!
※記事掲載スケジュールや内容が異なる可能性もございます。ご了承ください。
商品概要
「ビートマグナム」■発売時期:1997年7月発売
■価格:858円(当時)
・「ビートマグナム」1997年モデル(販売停止中)
・「ビートマグナム プレミアム (ARシャーシ)」
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