フロム・ソフトウェアが手掛けるプレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)用アクションRPG『ELDEN RING(エルデンリング)』。コロコロオンラインでは連載企画として、【角満のエルデンリング日記(担当:大塚角満)】、【エルデンリング放浪プレイ日記(担当:トニオ國崎)】の2本立てで、本作のプレイ日記をお届けしていきます。
モーンの城へ行きまっせ
前回、イレーナから「城に残ったお父さんに手紙を届けてほしい」とお願いされたのだが、マルギット討伐もろもろでいろいろと後回しにしてしまい、ようやく目的地に向かおうとしていた。
リムグレイブ南部の大橋を渡り、「啜り泣きの半島」へ移動。ここでイレーナから手紙をもらったんだよな……と彼女のいた場所に行くと……
ん? なんかおかしいな……?
人、いなくない?
し、死んでいる……
そ、そんな……俺が後回しにしたのがダメだったのか……!?
お手紙を届けるのは分かったけど、たぶんお父さんがもう手遅れなパターンだこれ……と思っていたので、この展開はちょっと度肝を抜かれた。
突然の出来事に困惑しながらモーンの城へ。手持ちの武器もできるとこまで強化したので準備万端! 敵もサクサクよ!
……すまぬ、すまぬ。
城の中は混種が蔓延っており、死屍累々。話を聞いてたとおり、城が落とされるのも時間の問題なようだ。
兵士と混種が争っているエリアもあり、それらを無視して上へ上へと目指していく。どこにお父さんがいるのかわからないが、てっぺん向けてひたすら疾走。
道なりに登っていると、奥にNPCが座り込んでいた。もしや……この人が城に残ったお父さんでは? と思って話しかけると、やはりご本人。
この人がイレーナの父・エドガーさんである。
手紙を渡すのはできたけど……やるべきことが終わったら娘を必ず迎えに行くって言葉がつらい。
ここからイベントがどう進むのかわからなくなり、「とりあえず……ある程度ストーリーも進めないとだめなのかな……」と、思っていたのだが、マップをよく見てみると、まだまだ南のほうに道があるじゃないですか。
うむ、とりあえず行ってみて何もなかったら帰ろう。そう思い崖を下ると……
遠く離れたところに見慣れた霧の入り口が。イレーナ周りのイベントだけかと思ったら、ボス戦ありますやん!
そういえば、城の宝である剣を守らねばみたいなことをエドガーが言ってたな……
急いで降りて霧をくぐると、そこには「獅子の混種」がひとり待ち構えていた。
立ち回りは、剣を片手に豪快で斬りかかってくるスタイルであり、ジャンプや大振りの隙を狙っていきたいところ。こちらの攻撃ダメージもかなり通りやすいので短期決戦を狙っていく!
体力を半分まで減らして「これは初見クリアいけるか!?」と思っていたが……のんびり体力を回復してるあいだに、ボスの攻撃に引っかかってしまい1敗。
タイマンはいかん……!
ターゲットを分散させるために今度は霊クラゲを召喚して勝負をしかける。頼むぞクララ!
霊クラゲが殴られてるあいだに、背後からR2攻撃で刺していく。お侍様の闘い方ではない気がするが、そうは言ってられない無法な世界なのよね……卑怯とは言うまいな?
囮クラゲ作戦も成功し、ボス戦もあっさりクリア。と、同時に大剣もドロップ。これが所蔵された伝説の剣ですか……
ん? 城が保管している剣を俺が手に入れたってことは……いまもなお戦い続けているエドガーはやることがなくなったのでは……?
いろいろ気になるので、いったん彼のもとに行ってみよう。
「それウチの城の剣じゃねえか! なんでお前が持ってんだ!!」って怒られたらどうしよう……
む、むしろ感謝された……。エドガーとしては、混種のヤツらに奪われなければ問題なかったのね。
とはいえ、イレーナを迎えに行くと言ってるんですが、ここで「真実を伝える」って選択肢は出ないんです!? 娘さんはもう……もう……
これはヤバイと思い、イレーナの亡骸があるところまですぐに移動。そしてそこには、やっぱりエドガーの姿が……
そばに落ちていた大きな鉈は、おそらく混種のものだろうか。
褪せ人含め来るのが遅かったのもあるが、あのとき丸腰の彼女と横たわっていた周りの兵士を見ると、遅かれ早かれこうなっていたのかもしれない。
復讐を誓うエドガーを最後にその場を離れたのだが、しばらくして同じ場所に向かうと、彼の姿はそこにはなかった。
嫌な予感しかしないが、彼とまたどこかで会えるのだろうか……
【執筆】トニオ國崎
1994年5月生まれ。興味を持った作品はジャンル問わず遊ぶフリーライター。コロコロオンラインでは「『はじめてゲームプログラミング』プレイ日記」「ロックマンエグゼ20周年企画」などの記事を企画・執筆。
イラスト:秋おこ
『ELDEN RING』公式サイト:
https://www.eldenring.jp/