【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第129回 “オシリス”からスピンオフ…!?「メジェドラ」!!!!

第129回 「メジェドラ」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は先週紹介した“オシリス”と深い関係がある“メジェドラ”を大紹介!!

▲冥穣の守護神・メジェドラ

ここ最近、恒例になってきた、“パズドライラストレーターお誕生日記念モンスターパワーアップ”。直近では、ヘル、リーチェ、ヌト、ミカゲ……などなど、非常に細かく描き込まれたイラストで定評のある池屋さんが誕生日を迎えられたということで、スオウとハイレンの上方修正が行われている。

池屋さんはパズドラのイラストを手掛けてから長いので、本当にたくさんのモンスターを担当されているのだが(筆者的には、プランちゃん(※筆者のパズドラ単行本の付録モンスター)を描いてくれた方なので頭が上がらない)、前回、エジプト神のオシリスを紹介したので、今回はその流れで……“メジェドラ”を解説したいと思う!

メジェドラは降臨ダンジョンのボスとして2014年12月にやってきたわけだが……じつは初登場はそれにさかのぼること2ヵ月前。前回のコラムで紹介したオシリスと同時だったのである!

というのも、進化前オシリスのイラストを見ると、脚のあいだに……なんと!!

「メジェドラがいるーーーー!!?」

ということに気付くかと思う。

▲オシリス

要するに降臨ダンジョンのメジェドラは、オシリスのイラストから独立して(スピンオフとでも言うのだろうか?)ボスとして祀り上げられ、パズドラプレイヤーに襲い掛かった……ということになろうか。

では、そのメジェドラとはナニモノなのかと言えば……エジプト神話においてオシリスの家にいるとされる“メジェド”という生き物……いや、“ナゾの存在”に紐づいているようだ。
大英博物館に貯蔵されているパピルスにもメジェドは描かれており、布をかぶったような三角錐のような格好、強い目力は、まさにパズドラのメジェドラを髣髴とさせるものがある。

こういった脇役的な存在にもスポットを当ててモンスターとして独り立ちさせるあたり……さすがとしか言いようがない。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

パズドラ最新情報は「公式運営サイト」をチェック!!
https://pad.gungho.jp/member/

 

次回更新は9/13(月)更新!!

©GungHo Online Entertainment,Inc. All Rights Reserved.

バックナンバーはこちらをチェック!!