By まつがん
「英雄戦略パーフェクト20」は、20種類の戦略を提示しそれぞれ強化する、という触れ込みのパックだった。
だが、それによって強化されたのは提示された20種類の戦略に限られない。新カードが昔のカードと思いもよらぬシナジーを形成し、全く意図されていない戦略が強化されてしまったというパターンも、往々にして存在しうるからだ。
《Dの侵略 クリム・ゾーン》。「侵略」元となるソニック・コマンドのタダ出しを可能にしつつ、天敵だった《異端流し オニカマス》によるメタを無効にすることで、「侵略」戦略の強化を図ったカードだ。
だが冷静に考えてみると、《Dの侵略 クリム・ゾーン》は必ずしも「侵略」を前提にする必要はない。
なぜならソニック・コマンドには、「侵略」以外の可能性が眠っていたからだ。
《Dの侵略 クリム・ゾーン》で《D2W ワイルド・スピード》を出したら楽しいのでは???🤔🤔🤔
そう、ソニック・コマンドという種族は何も火文明だけの専売特許というわけでもない。《Dの侵略 クリム・ゾーン》は水文明のソニック・コマンドである《D2W ワイルド・スピード》も踏み倒せるので、そこからソニック・コマンド連鎖を狙うことができるというわけだ。
この際、《D2W ワイルド・スピード》の能力で踏み倒すコスト6以下の非進化クリーチャーも《Dの侵略 クリム・ゾーン》で踏み倒せるソニック・コマンドであった方が望ましいので、そのような条件を満たすクリーチャーとして《D2-V禁断のボルトロン》と《D2V2 禁断のギガトロン》は最適だ。
特に《D2V2 禁断のギガトロン》は《Dの侵略 クリム・ゾーン》が設置してある状態での攻撃時能力で《D2W ワイルド・スピード》がめくれればさらなる連鎖につなげられるので、バトルゾーンが空の状態からでも打点を大幅に伸ばせる可能性があるというのが頼もしい。
また、《BUNBUN・ヴァイカー》は「侵略」に依存することなく単体でゲームの勝利にまで導いてくれる可能性がある最強のソニック・コマンドであり、採用しない手はないだろう。
とはいえ《Dの侵略 クリム・ゾーン》は4枚しか積めないので再現性が怪しくなるところ、《「祝え!この物語の終幕を!」》も搭載することで《D2W ワイルド・スピード》の射出手段をしっかりと8枚確保することが可能となる。
というわけで、できあがったのがこちらの「ワイルド・クリム・ゾーン」だ!
『ワイルド・クリム・ゾーン』
《月光電人オボロカゲロウ》 | |
4 | 《カシス・オレンジ / ♥応援してくれるみんなが元気をくれ~る》 |
《Dの侵略 クリム・ゾーン》 | |
4 | 《テンペスト・ベビー》 |
《BUNBUN・ヴァイカー》 | |
4 | 《「祝え!この物語の終幕を!」》 |
4 | 《”乱振”舞神 G・W・D》 |
4 | 《D2-V禁断のボルトロン》 |
4 | 《D2V2 禁断のギガトロン》 |
4 | 《D2W ワイルド・スピード》 |
2 | 《”魔神轟怒”ブランド》 |
2 | 《ソニーソニック》 |
2 | 《ブルンランブル》 |
2 | 《ポッポーポップコー》 |
2 | 《ロッキーロック》 |
2 | 《ダダダチッコ・ダッチー》 |
???「ワイルド・スピードといえばカーアクションですよね!」
そ、その声は!?
映画大好き、デッドマン!!(この動きは少女時代?らしい)
デッドマン「ワイルドに生きたい研究仙人のために、また新しいカードを持ってきましたよ!」
はたしてデッドマンが持ってきてくれたカードとは!?
次回に続く!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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