メープルと言うどうぶつは
6月はルナステラ島で、2名の住民の誕生日イベントが行われる。
ひとりめは、先日もこの日記で当日の模様をリポートさせてもらった、ももこの誕生日だ。
ももこは、2020年8月13日に住民となったので、ルナステラ島でお祝いをするのは初めてのこと。なので、いい思い出になるようにとプレゼントもキチンとラッピングし、
取って置きの(?)エプロンを贈らせてもらったのだ。
ももこは大いに喜んでくれたので、祝った俺のほうもホッと胸をなでおろしたのである。
そんなももこの誕生日に駆け付けていたのが、1年以上ものあいだ“ルナステラ島の良心”と呼ばれている優等生住民・メープルであった。
メープルは、4月22日のヒノコの誕生パーティーにも真っ先に駆け付けて、年に一度の仲間の晴れの日をお祝いしてあげていた。
そう、メープルはこういう住民なのだ。
いの一番に他人の気持ちをおもんぱかって、自分のことは二の次、三の次。
「まわりの人が喜んでくれることが、なによりもうれしいです、だベア♪」
そう言ってはばからず、実際に行動でそれを証明し続けている。
“情けは人の為ならず”と言うが、これだけ他人に尽くしてあげているメープルには、いつかまとめて大量の幸せが届けられるに違いない。
さて、先のももこの誕生日の際、パーティーに参加していたメープルは、俺に対して↓このような発言をしている。
「わたしの誕生日じゃないですけど、なんだかうれしいです、だベア」
若干社交辞令まじりの、ごくふつうな発言。
……に見えるんだけど、じつはこの言葉の裏には“とある匂わせ”があることを見逃してはならない。
控えめなメープルは、我も我もと声高に主張することが躊躇われて、あえてこのような遠回しの表現を用いているのであるよ。
“わたしの誕生日じゃないですけど”
の背後にあったのは……↓このような事実だったのだ!
そう!!!w じつはももこの誕生日の1週間後となる6月15日が、メープルの誕生日だったのだ!!w つまり、
「わたしの誕生日じゃないですけど、なんだかうれしいです、だベア」
を、メープルの意思をくみ取って翻訳すると、
「わたしの誕生日ももうすぐなので、なんだかとっても祝ってほしいです、だベア」
このようになる(断言)。
つねに1歩引いたところにポジショニングしているメープルは、自分の誕生日を高らかに宣言することができないのだ。なのでこうやって、遠回しでかまってちゃんな匂わせをしてくるのである。
ちなみに、去年の6月15日は、キチンとメープルの誕生パーティーに駆け付けてプレゼントも贈っている。
当時からメープルは大のお気に入りだったので、
「誕生日を外すわけにはいかねえ!!!」
ってんで、朝から気合が入っていたことを覚えているわwww
そして今年も、気が付けば6月15日になっていた。
しずえの朝の島内放送で、皆が忘れないようにとこの日のイベントが再告知される。
おおおお……!!
ルナステラ島で祝う、2回目のメープルの誕生日だ……!
1年前のこの日は、メープルのアニバーサリーを祝いながらも、
「来年のいまごろはきっと、コロナも収まって平常運転に戻っていると思うので、『あつ森』からも遠ざかっているだろうなぁ」
なんてことを考えて、ちょっとだけさみしい気分にもなっていたと思う。
でも蓋を開けてみたら、いまだコロナ禍は収まらず、テレワークも続いていて、それに付随するように『あつ森』のプレイも続行しているというね……w そういう意味ではメープルの2度目の誕生日も、めちゃくちゃナチュラルな流れの中で到達してしまった感じだ。
しずえの放送を聞いた直後、当然のように俺は思った。
「真っ先に、メープルの家に行って誕生日を祝ってしまおう。他の作業は、それが終わってからだ!!」
しかし……!
決意して駆け出した俺の前に、意外な人物が現れてしまう。
そう、節足愛好家のレックスだ。
昆虫模型80種コンプリートを掲げて以来、彼の来島が待ち遠しくて仕方がなかったんだよなー!!www
さあたいへんだ。
レックスに模型製作をお願いする虫を決めて、足らなかったら捕獲にいかないと!!!
こうして……汗と涙の6月15日が始まってしまったのである。
続く。
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2020年6月19日の様子は↓こちらです。
カブの売買が最盛期を迎えていたころで、“カブ互助会”のたっちー先生の島に行って、ご覧の通りの大金をせしめているところw
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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