【ヘキサギア】ロケットランチャーにシールドを携行した堅牢なる歩兵用強化外骨格「ディフィニッションアーマー ブレイズボア」レビュー!

ホビーメーカー壽屋(コトブキヤ)が手掛けるスクラップ&ビルドをコンセプトとしたプラモデルシリーズ『ヘキサギア』の2月に発売された「ディフィニッションアーマー ブレイズボア」! 価格は5,720円(税込)。

搭乗者が身に纏う形で構成された歩兵用強化外骨格「ディフィニッションアーマー」シリーズの新型機。コロコロオンラインでも紹介した「飛行ユニット ウッドペッカー」と同系統の機体だが、高速機動戦闘に特化したウッドペッカーとは異なり、ブレイズボアは「ディフィニッションアーマー」の基本コンセプトである「バルクアームαの小型化」を目指した機体となっている。

今回はこちらのキットの魅力を紹介するぞ。

バルクアームの小型化を実現させた「ブレイズボア」

バルクアームα」は第二世代ヘキサギアの中でも代表格と言える機体で、人型二足歩行を可能とし、ウェポンの選択による自由度の高さなど高い汎用性を有している。

その「バルクアームの小型化」をコンセプトにしたのが歩兵用強化外骨格「ディフィニッションアーマー」シリーズだ。「ブレイズボア」はそのコンセプトを実現化し、大型ヘキサギアでは進行不可能なエリアへの重火器運搬や歩兵のサポートなど、歩兵と連携することでその力を発揮する機体となっている。

操縦方法は操縦者の動きを再現するマスタースレーブ式に加え、ウォーメイジに搭載されたBMIからのフィードバック情報を元にしたG2AIの補佐によって行われる。武装はロケットランチャーの「バイナリーハウル」とシールドの「ウォールクリーグ」が採用されている。

本キットの組み立て時間はやすりがけを含めて、約3〜4時間ほど。ウッドペッカー同様、ガバナーとアーマーのセットとなっており、ヘキサギアをはじめたい人にオススメのキットだ。

ディフィニッションアーマー ブレイズボア(素組)

素組の状態。ダークグリーンを基調とした装甲とガンメタルカラーのフレームパーツで構成されている。搭乗者であるガバナーに“着せる”ような形で、ボディの形状などウッドペッカーとの共通項も多い。「バルクアームαの小型化」というコンセプトからも陸戦を想定したデザインとなっており、「バルクアームα」の堅牢な意匠が感じられる。

ウッドペッカーは搭乗者が直に機体のアームを操作する仕様だ。一方でブレイズボアはコントロールユニットによる操作で機体を制御する方式となっており、脚部も装甲に覆われガバナーの足の延長的な直感で操作できるものとなっている。

キットでは、上記の操縦方法のためブレイズボアのアーム可動の自由度が高く、さまざまなアクションが楽しめる。また、ガバナーの腕の動きとシンクロさせれば、モーション感知のような動きを表現でき、その魅力がさらに深まること間違いなし。

脚部はガバナーの足と連動した動きを取ることができ、どっしり構えた姿や歩行する姿が想像しやすい仕様となっている。背部の推進器による跳躍アクションなども可能だ。

「ディフィニッションアーマー ブレイズボア」の頭部は一般機と指揮官機の2種類を選択して作ることができる。

▲一般機
▲指揮官機にはブレードアンテナが装備されている

武装のロケットランチャー「バイナリーハウル」は2門の連結状態と各1門ずつの分割状態にすることができる。アームに装着した状態や補助パーツで背部に背負った状態にすることも可能。ウッドペッカーでは実現できなかった重火器の携行によってミッションの想定がしやすく、取り回しの自由度も高いのでポーズをつける楽しさがたまらない。

さらに、シールド「ウォールクリーグ」は先端部がハサミのように展開でき、敵を掴んだり障害物を退かすなどサポートアクションが映える仕様となっている。

▲バイナリーハウル
▲バイナリーハウル(分離状態)

ブレイズボアの搭乗者となるガバナーは、「ガバナー ウォーメイジ・ヘッツァー」の専用頭部仕様で口元が露出し、目元が四角いゴーグル型となっている。

次のページからは塗装したものを紹介。