By ドブフクロウ
みなさんこんにちは。MtGライターのドブフクロウです。今回も光栄なことに6月11日発売(日本語版のみ、英語版は6月18日)の『モダンホライゾン2』のプレビューカードを新規・再録の合計2枚いただきました!
スタンダードを経由せずモダンのカードを追加する『モダンホライゾン』。2年前を知るプレイヤーの方は、初代『モダンホライゾン』が同年の『灯争大戦』『エルドレインの王権』ともども強力すぎるカードのオンパレードだったのを記憶していらっしゃることでしょう。続編たる『モダンホライゾン2』にも期待が高まりますね。
それではさっそくご覧ください、《フェイの贈り物》です!
言ってるそばから『エルドレイン』舞台のカードじゃないですか!!!(※カード名の「フェイ」はエルドレイン次元のフェアリー、フレーバーテキストの《伝承の語り部、チュレイン》はエルドレインのキャラクター)
その能力は「ターン終了時にクリーチャー呪文と非クリーチャー呪文を唱えていれば、『手掛かり』『食物』『宝物』の3つのトークンを生成」というもの。ちょっと面倒な条件ではありますが、アーティファクトを一度に3つも増やせるのは魅力的。シンプルなところだと、アーティファクトの数を参照するカード群との組み合わせが考えられます。
《最高工匠卿、ウルザ》と組み合わせればマナ、《練達飛行機械職人、サイ》と組ませればドロー……というように、トークンをアドバンテージに変換する手段も数多く存在します。
他にもアーティファクトを並べることを推奨するカードは数多く、キーワード化されているものだけでも「金属術」「即席」「親和(アーティファクト)」あたりが挙げられます。これらのカードとも親和性が高そうですね(親和だけに)。
変わったところでは、アーティファクトとエンチャントの合計数をカウントする《きらきらするすべて》。《フェイの贈り物》本体がエンチャントであることから、1回でもトークンを生成できれば4打点が増やせます。「呪禁オーラ」あたりの隠し味に……?
もちろん、「手掛かり」でドロー、「食物」で延命……と、トークンを本来の用途で使うことも可能。《フェイの贈り物》、見た目以上に器用なカードと言えそうです。
気になるのは「クリーチャー呪文と非クリーチャー呪文を同一ターンに唱える」という条件。《フェイの贈り物》自身が非クリーチャー呪文であるため、設置するターンに軽量クリーチャーを唱えるのが現実的でしょうか。実用性は未知数であるものの、「出来事」を使うことでも達成を目指せますね。
……さて、新規カードについては以上なのですがもう1枚、旧枠での再録カードをご紹介。
《厚鱗化》! 初代『モダンホライゾン』で登場した超過呪文が早くも(?)旧枠化。これら初代『モダンホライゾン』の旧枠版カードはコレクター・ブースターのみに収録されます。よく見るとエキスパンション・シンボルも初代のものになっていますね。
《厚鱗化》は「感染」デッキを強化したことで全世界の毒フリークに注目されたカードです。特に《ぎらつかせのエルフ》との組み合わせの爆発力は凄まじく、強化呪文がもう1枚あれば2ターンキルも可能。
コモン・アンコモンだけで達成できる組み合わせなので、MTGアリーナからデビューしてモダンは未経験……というみなさんも《厚鱗化》を手にモダンの世界に踏み込んでみてはいかがでしょう?
他にも多くの強力カードや名キャラクターが公開されつつある『モダンホライゾン2』は6月11日(日本語版のみ、英語版は6月18日)発売!モダンプレイヤーはもちろん、他フォーマットのプレイヤーの方も要チェックですよ!
ライター:ドブフクロウ
青春時代のほぼ全てをテキストサイトやゲーム系サイトを徘徊することに費やしていた根暗ライター。人間としての軽薄さに定評があり、親しい間柄では「空っぽ」というあだ名で呼ばれることもある。 MtGプレイヤーとしての腕前は自他ともに認めるヘッポコだが、青春時代に (いろいろなものを犠牲にして) 培ったMtG知識量は他の追随を許さない。
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