【原神プレイ日記】角満の『原神』大紀行:第123話 本気のリスタート、始まる

厳選して、ガチで育てていきたい……!

 ここ2回にわたって、4月28日に行われる大型アップデート“Ver.1.5“塵歌を纏いし扉””について記事にした。

 新キャラや新たな強敵、さらにはハウジングといった、

 「ここから新しい『原神』が始まるんですッ!!!」

 と言わんばかりの気合が入ったバージョンアップに、俺の心はまんまと撃たれた。撃たれ過ぎて、もはや蜂の巣状態である。

 そうか……!

 サービスインから半年が経過したものの『原神』運営は立ち止まることをヨシとせず、このままの勢いで突っ走るつもりなんだな……!!

 折しも、日本は大型連休のゴールデンウイークを迎える。

 しかも今年もコロナ禍は収まっていないため、昨年に続いて引き籠りがちな1週間となってしまうのだろう。

 ならば……!

 『原神』のアップデートと連休を契機に、俺もここで“リスタート”を行いたいと考えた。

 ……え??

 「データをすべて消して、イチから始めるのかwww そりゃ豪気だなあwww」

 なんて、1ミリたりとも思っていないから(苦笑)。

 そうではなく、これまでの“のんびり・テキトー”というプレイスタイルをちょっとだけ“ガチ寄り”にし、キチンと強いキャラの育成を念頭にプレイしていこうと思ったのだよ。

 「ええええ!!w いまさら!? そんなの、100年前から当たり前のことじゃん!!!www」

 と笑わないで。

 ぶっちゃけ、これまで通りの牧歌的なプレイでもいいのかな……とも考えたのよ。

 しかし、これだけ要素の多いゲームだと快適に遊ぶには“一定の強さ”は絶対に必要なのに(素材集めとかね)、現在の俺の戦力はお世辞にもその域に達していないと気づいてしまったのだ。

 きっかけは、テイワット大陸の各地に配置されている無相のナンチャラとか巨樹系のボスに、大いに手こずるようになったこと。

 ……いや、違うな。

 ……道行くヒルチャールのおっさんにすら手を焼くようになってしまい、ついつい、

 「あ……。あそこ、ヒルチャールがたむろしてるから、目を合わせないようにして遠回りしよ……

 なんて、近所にお遣いに行くときすら周囲を警戒するようになってしまったから!!!w コンビニにたむろするヤンキーを避けて通るおっさんか俺は!!!

 これ、じつはかなりショックだった。

 かつては、軽快な戦闘が楽しくて仕方なく、ヒルチャールだろうが無相の雷だろうが、なんでもかんでもケンカを売って歩いて、そのすべてに激勝してきたというのに……。いつから俺は、こんな弱腰になってしまったのか……。

 そこで。

 前述の通り、

 「キチンと、強いキャラクターを育てていこう!!!」

 と思い至ったわけよ。ヒルチャールのおっさんになんてビビることなく、あのころのように肩で風を切って歩いてみたいからさあ!!><

 といっても、ただ闇雲にキャラクターのレベルを上げるだけでは、『原神』というゲームでは強くなれない。

 そのキャラで、どういう立ち回りをしていくのか? そして、その立ち回りに必要な武器と聖遺物はなんなのか??

 コレを突き詰め、育成の方向性を決めてからじゃないと、素材とモラを無駄遣いするだけ。リアル世界でもそうだけど、最初にしっかりと方向性……そう、“キャラの設計図”を考えないといけないのだ。

 というわけで。

 俺が最初に“強化指定選手”として指名したのは、刻晴でもクレーでも鐘離でもなく、苦労して手に入れた……↓この子でした!!!

 甘雨ちゃん、お待たせしましたぁぁぁあああ!!!><

 そう、数いる氷元素使いの中でも、キチンと育てられれば最強間違いなしとまで言われる甘雨ちゃんをピックアップすることにした。

 ちなみに現状、彼女にはテキトーな★4の武器と聖遺物をくっつけているだけである(苦笑)。

 ナゼかと言うと、どうにも俺、弓使いをうまく使いこなすことができず、甘雨だけじゃなくタルタリヤもディオナもほぼほったらかしになっているのよ……。でも、さすがにそれはもったいなさすぎるので、強化するとともに弓の立ち回りもしっかりと身に着けたいと思ったのである。

 でも、その前に、立ち回りに則した装備を装着してあげよう。

 今回の方針転換により、それまではなるべく見ないようにしていた攻略サイトの類も大解禁。もう、穴が開くほどギロギロと見まくって、甘雨ちゃんにピッタリの装備もリストアップしてある。

 まず武器は、無課金でも手に入れられる“鍛造装備”に、甘雨に抜群に合うものがあるというので見てみたところ……。案の定……w

 「ハイハイ。デスヨネー」

 長くテキトープレイを続けていたことのツケを、これからいろいろなところで払っていかねばならないのだろう。

 でも、やることがたくさんあるってのは最大のモチベーションだ。

 まずはナットクいくまで甘雨ちゃんを育て、つぎは鐘離、つぎはタルタリヤと、キャラの幅を広げていきたいと思うわ。

 続く!

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。