ほんと楽しいこのゲーム
前々回の当コラムで、レジスタから1月28日に発売されたNintendo Switch用ソフト『迷宮伝説』をベタ褒めする記事を綴らせてもらった。
自動生成のダンジョンを探索しながら敵を倒し、ランダムに強さやスキルが振られた武具を拾っては一喜一憂する……という、俺がゲームに求めてやまない3大要素、
ローグライク!!
ハクスラッ!!!
ダンジョンクロウルッッ!!!!
これがシンプルに、わかりやすくドッキングしちまったのが、件の『迷宮伝説』というゲームなんですよ皆さん!!
……これ、ゲーム紹介コラムってことで、
「どうせまた、誇張して書いてるんだろ??w」
と思われたとしたら、じつに悲しいことである。
この『迷宮伝説』に関してだけは……どうか色眼鏡をかけず、素直に読んでいただきたいですッ!!
なんて書くと、他のが提灯記事だと思われてしまうかもしれないが、決してそんなこともないですから!!(必死)
あまりにも『迷宮伝説』が楽しいがために、この“ゲームを語る”では珍しく2回目の紹介に踏み切りたい。というのも、とっくにゲームのノーマルモードはクリアーし、でもそれではぜんぜん飽き足らず、
「もっとだッ!! もっと歯応えのあるダンジョンをやらせてくれッ!!!」
ってことでハードモードに進出。
……じつはそれも瞬時に制覇してしまい(苦笑)、いまは『迷宮伝説』をしゃぶり尽くした上級者の行きつく先、エクストラゲームに挑んでいるところというね……w
なんでこれほど、このシンプルなゲームに魅せられてしまったのか? 改めて言及したいと思います。
真のローグの扉が開く
前回の記事にも詳しいけど、『迷宮伝説』は非常にハードルの低い、ダンジョン探索型のアクションRPGであります。
ぶっちゃけ、マニュアルもチュートリアルも不要なほど、ルールはわかりやすい。
装備を付けてダンジョンに入り、
ザコを蹴散らし、宝箱なんかを漁りながら奥へ奥へと進出し、
最奥で待ち構えるボスと戦い、
見事打ち倒したらつぎのダンジョンがアンロックされる。
村でできることも多くなく、無数にドロップする武具を武器屋で売り払い、
なかには目が飛び出て結べるほど強いブツもあったりするので、そういったものは遠慮なく、隣の鍛冶屋で強化をする。
拾った武器が同じレアリティーの剣だとしても、解放できるスキルが違う(モノによっては自動回復がついていたり、衝撃波が出たりする)し、強化は5回までしかできないので、理想の装備を手に入れるのはなかなかたいへん……っていうか、俺もいまだ、
「コレだ!! コレしかない!!!」
という逸品には出会っていないと思う。
ちなみに、エクストラゲームまで進んだ俺がオススメする強化ポイントは、
・吸収(攻撃が当たったときに与えたダメージの〇%体力回復。必須!)
・なんらかの属性攻撃
・攻撃力増加
・波動(衝撃波。リーチが短い短剣のときはとくに!)
このあたり。回復手段が少ないゲームなので、まずは“吸収”がついている武器を見つけることを圧倒的にオススメしておきます!w
また、ペットを1匹連れていけるのも忘れてはならないポイントかも。
ペットは独自のパッシブスキルをランダムで付与されていて、たとえば近くにいるだけで攻撃力が増加したり、アイテムの発見率が上がったりと多種多様。余裕があれば、ペットの厳選をするのも楽しいかもしれない。
そんなこんなですべてのダンジョンを制覇し、
ラスボスを倒したら、タイトル画面から入れる“エクストラゲーム”に参戦してほしい!
『迷宮伝説』を構成する要素のひとつに“ローグライク”がある……と書いたけど、本編のほうではそれほど厳しくなく(むしろ、ヌルい)、ゲームオーバーになっても装備は失わないし、レベルも巻き戻ったりはしない。つまりローグ要素が圧倒的に希薄なのである。
そこで注目したいのがエクストラゲームだ。
ここでは、ゲームオーバーになるとスタート地点に戻され、すべて(厳密にはすべてじゃないけど)を失い、またイチからやり直しをさせられるという“ガチのローグライク”を堪能することができるのだ!!
これがあったがゆえに、俺はいまでも夜な夜な『迷宮伝説』を起動し、
「3回失敗したら寝よう……」
なんてことをやっているのである(苦笑)。あー楽しいw
この記事を読んでピンと来た人がいたら……それはもう、『迷宮伝説』の魔力に囚われているってこと!! 騙されたと思って、ぜひ遊んでみてくださいー!!w
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
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