By ドブフクロウ
みなさんこんにちは。MtGライターのドブフクロウです。
さて、いよいよ今夜からは『カルドハイム』のアーリーアクセスイベントが開始されます。マジックのストリーマーたちが、一足早く『カルドハイム』を体験するというイベントで、日本国内でも様々なストリーマーが『カルドハイム』のリミテッドや構築戦を披露してくれます。
【#MTGアリーナ イベント】
招待ストリーマーによる『カルドハイム』のアーリーアクセスイベントが開催!
【日時】
1月28日 01:00~23:00お気に入りのチャンネルで史上最もメタルなセット #MTGKaldheim を楽しもう
日本コミュニティからも配信者さんが続々参加! pic.twitter.com/cSrEdVbhAA
— MTGアリーナ日本公式 (@MTGArenaJP) January 26, 2021
そして今週末にはいよいよ我々も『カルドハイム』環境で遊べます! なんとも楽しみですが、まだデッキを考えていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、今回は『カルドハイム』の新カードを使用した“一風変わったデッキ”をご紹介していきたいと思います!
「オルヴァール・ツイン」の紹介
今回はまだ『カルドハイム』環境のトーナメントが開催されていないので、アメリカの大手マジック情報サイトである『MTGGoldfish』(日本での通称は『金魚』。詳細はvol.30にて)で公開されていたデッキリストをご紹介します。
デッキの考案者であるサフロン・オリーブ氏/
Saffron Oliveは、『金魚の』ライターや配信者として著名な人物で、トーナメントでの目立った成績は(少なくとも僕の知る限りは)ないものの、いつもいち早くユニークなデッキアイディアやコンボを見つける、いわゆる電波デッカーとして世界的に有名です。まつがんさんのアメリカ版?そんなサフロン氏が今回目を付けたのは、《万物の姿、オルヴァール》でした。
長たらしいテキストをよく読んでみると、「コピー」「トークン」など、いかにも怪しげな文字が並んでいます。果たしてどのようなデッキなのか? さっそく見ていきましょう!
オルヴァール・ツイン(使用者:サフロン・オリーブ選手) | |
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枚数 | カード名(メインボード) |
3 | 《島》 |
3 | 《平地》 |
4 | 《寓話の小道》 |
4 | 《連門の小道》 |
4 | 《ラウグリンのトライオーム》 |
4 | 《啓蒙の神殿》 |
2 | 《群れの番人》 |
3 | 《厚かましい借り手》 |
3 | 《海門の擁護者、リンヴァーラ》 |
3 | 《スカイクレイブの亡霊》 |
4 | 《万物の姿、オルヴァール》 |
4 | 《難破船の探知者》 |
2 | 《凍える罠》 |
2 | 《一枚岩の防衛》 |
4 | 《果敢な一撃》 |
4 | 《選択》 |
1 | 《甲羅の盾》 |
1 | 《セジーリの防護》 |
4 | 《襲来の予測》 |
1 | 《海門修復》 |
こちらは「オルヴァール・ツイン」と名付けられたデッキです。オルヴァールは言うに及ばず《万物の姿、オルヴァール》のこと。そして「ツイン」とは、かつてモダンフォーマットで活躍していた(そして禁止された)「《欠片の双子/Splinter Twin》コンボ」から採られた名前です。このデッキと双子コンボでは、それぞれ「2枚コンボで、かつ大量のトークンを扱う」という共通点があります。
揃えるべきコンボパーツはこちらの2枚。《万物の姿、オルヴァール》の隣に《難破船の探知者》が並べばコンボの準備は9割完了です。《難破船の探知者》を対象に「クリーチャー1体を対象に取る呪文」をプレイし、《万物の姿、オルヴァール》の能力が誘発。《難破船の探知者》のコピーが戦場に出て、墓地にある「クリーチャー1体を対象に取る呪文」を回収。この過程をマナの続く限り繰り返します。
このとき、《果敢な一撃》か《凍える罠》を唱えていればついでに大量ドローもできます。また、《凍える罠》はコンボが始まるまでの時間稼ぎにも使うことができます。こうして大量の《難破船の探知者》を並べたら一斉攻撃するだけ!果敢能力も相まって、簡単に対戦相手のライフを削り切ることができるでしょう。
他にも《セジーリの防護》はコンボパーツである《万物の姿、オルヴァール》や《難破船の探知者》を守ることもできます。4マナのクリーチャーと5マナのクリーチャーを並べるという、少しハードな課題もこうしたカードでなんとか乗り切りたいところです。
今回は少し変わったコンボデッキをご紹介しましたが、この他にも『カルドハイム』にはおもしろい能力を持ったカードがたくさんあります。ぜひみなさんも新カードリストを眺めながら新しいデッキを考えてみてはいかがでしょうか? ちなみに、僕が最も注目しているカードはもちろん新時代の《出産の殻》こと《英雄たちの送り火》です。
それでは来週も『カルドハイム』の新デッキをご紹介していきたいと思います。お楽しみに!
ライター:ドブフクロウ
青春時代のほぼ全てをテキストサイトやゲーム系サイトを徘徊することに費やしていた根暗ライター。人間としての軽薄さに定評があり、親しい間柄では「空っぽ」というあだ名で呼ばれることもある。 MtGプレイヤーとしての腕前は自他ともに認めるヘッポコだが、青春時代に (いろいろなものを犠牲にして) 培ったMtG知識量は他の追随を許さない。
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