もっとも好きな訪問者!
当日記の連載300回を記念して、我がルナステラ島に居住したことがあるどうぶつたちを、数回に分けて詳しく解説してきた。
こういった登場人物紹介って書いている側からするとけっこう楽しくて筆にも勢いがつき、なんと全5回にわたる“小特集”となってしまったよ。
でも……!
なんだか、ちょっと物足りない。
『あつ森』はいっしょに暮らすどうぶつだけではなく、フラリと現れる風来坊的な旅人たちもいい味出してる個性派揃いなので、そこに触れないのは片手落ちなのではなかろうか!? いやそうだ!! そうに違いないッ!!
ってことで今回は、数いる訪問者たちの中でも俺が飛び抜けて好きなおっちょこちょいカモメ・“ジョニー”について書きたいと思う!!
同一人物?
カモメのジョニーは、じつは歴史の古い伝統的なキャラクターで、なんとニンテンドウ64で発売された初代『どうぶつの森』の時代から、遭難して浜辺に流れ着いていた(苦笑)。言ってることもやってることも基本的に『あつ森』のジョニーと大差はなく、倒れているところを何度も声掛けして起こしてやり、頼みごとを聞いてあげるとあとでレアなアイテムをお礼として送ってくれる……という流れ。
言ってしまえば伝統芸能……いや、ドリフのコントみたいなお約束の展開を、毎回毎回律儀に行ってくれるのである。
そんなジョニーは、『あつ森』が発売された翌日、2020年3月21日に初めてルナステラ島の海岸に打ち上げられたw
以下が、懐かしの最初のやり取りである。
このあと、予定調和の、
「オーマイゴッシュ!!!」
になるわけだが……以降の会話って、初めて会ったときだろうが最近のモノだろうが、まったく同じなんだよな(苦笑)。懐かしがって厳選する意味、ほとんどゼロ!!!www
しかもジョニー、ありがたみのないことに、初回の遭難のわずか2日後となる3月23日に2回目の遭難を果たす。
以降の会話は……1回目と寸分たがわぬリピート再生^^;
以降、ジョニーは月に2~3回ほどの頻度で遭難し、ルナステラ島に流れ着くようになった。加えて7月からは、
“海賊ジョニー”にも姿を変えて浜に打ち上げられるようになったので、この“遭難カモメ”と出会う頻度は以前よりも遥かに増えたような気がする。
まあ、
カモメのジョニー=海賊ジョニー
なのかどうかは永遠のナゾなので、“別人”と判断すれば違うイベントなんだろうけど……ま、どう見ても同一人物だよな(苦笑)。だって、俺が大好きなマンネリ気味のスベリ芸が完全にカブっているし。
カモメのジョニーの場合。
海賊ジョニーの場合w
この、カタコトのしゃべりかたと哀愁漂う表情、そしてそこはかとなく漂う“おかしみ”が完全に俺の琴線に触れていて、いまやシカトすることも珍しくない訪問者の中にあって(シャンクとかことのさんとかな)、ジョニーだけは手厚く扱われているのである。
そんなジョニーは真冬でもおかまいなく、凍てつく浜辺で倒れている。
もう……完全に火曜サスペンス劇場の現場だけど(苦笑)。オマエはシャケか流氷か。
この正月明けも、たびたびジョニー&海賊ジョニーはルナステラ島に遭難しにきているんだけど(ヘンな表現だなw)、そのとき……予期せぬ事件が起こる。
火曜サスペンスな出来事は……次回書きます!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo
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