【原神プレイ日記】角満の『原神』大紀行:第86話 ドラゴンスパインは寒かった(3)

寒すぎだろ最近!!

 年が明けてから連日、明け方は首都圏でも氷点下の日が続いている。

 北陸地方の記録的な大雪と比べたらケンミジンコみたいなものだが、0度を下回る寒さにまったく慣れていないので身体がなかなか順応しない。

 本来、極寒の地でも平気で生きていけるはずの飼い猫のノルウェージャンフォレストキャットも、温暖な日本ですっかり堕落して最近は毎朝↓こんなことになっている。

 八つ墓村~~~ん……www

 飼い主の布団の中央でグーグー寝ている長毛猫の図……w

 さらに、自宅ワーク中は手先がやたらと冷えるのでデスク上にミニヒーターを置いているんだけど、

 「ヤツがあそこに座っているときは、机の上があったかいねん

 と知られてしまったらしく、いつも↓こんな感じになってしまっている。

 邪魔~~~ん……www

 あ、あの、るーさん(ネコの愛称ね)。そこに居座られるとものすんごい邪魔で、原稿が打てないんですが……(((( ;゚Д゚)))

 家の中の数少ない温暖な場所を巡り、家主とネコがナワバリ争いをしているのである……w

深紅の石

 そして『原神』世界においても、いま俺は雪と氷に閉ざされた極寒の地、ドラゴンスパインにいる。

 前回の日記で書いた通り、ここではほんのちょっとの油断により全身が凍傷状態に陥ることを示す“極寒ゲージ”が上がっていってしまうので、つねに“暖を取ること”そして“熱源を確保すること”を念頭に置いて行動しなければならない。

 まだ俺はドラゴンスパインの入り口付近をウロウロしている段階だが、すでに極寒の洗礼を受けてさんざん痛い目に遭ったので、ゲームの終了もキチンと、熱源である篝火と盗賊どもがビバークしていたテントの付近で行っていた。

 そう、これぞ経験がもたらす“順応力”。

 トライ&エラーをくり返すことで徐々にその地のルール、しきたりを刷り込んでゆき、同じ轍を踏まないように行動する力--。

 これができたからこそ、俺は悪鬼渦巻くテイワット大陸でここまで生きてこられたのである。

 「ふふふ^^ やっぱり、ゲームの経験値が違うよね^^ 俺くらいになると、すぐにゲームのツボが見えてきちゃうんだよねえ^^^^

 寒い山にいながらも心だけはホカホカさせつつ、『原神』を起動した。

 前述の通り、盗賊たちのテント付近でゲームは始まることだろう。もちろん、終了間際に悪漢どもはすべて成敗して、付近は平和の風に包まれているのだよ^^

 ゲームが始まると……!

 ……って、思いっきり盗賊どもが復活してるじゃねえか!!!(驚) ていうか、いきなりボワ~~~ん……とバーバラが現れたもんだから、盗賊たちのほうが、

 「ひぃ!!! いきなり女がデタ!!!>< ゆゆゆ、雪女やぁぁあああ!!!

 って感じで驚いてるじゃねえか(苦笑)。

 仕方がないので、またしてもここで暖を求めての戦闘を行う。

 コキッww

 平地だったら、宝や経験値を期待しての戦いになるのだろうが、このドラゴンスパインにおいてはそんなことは二の次で、とにかく、

 「熱源を確保しないと、たいへんなことになるぞ!!!」

 という、“火”を奪い合う戦闘となる。要するに……我が家における俺とネコの争いといっしょってことだな(苦笑)。

 リアル世界の歴史においても、水場や燃料を確保するための戦いがくり返されてきたが、まさかドラゴンスパインで人類の歩みをトレースすることになるとは思わなんだ……。

 しかも、ベースキャンプは1ヵ所だけではまったくもって不十分で、その道中でもしっかりと火を得なければならない。

 でも……火があるところには100%、屈強なガーディアンが置かれていてだな……(((( ;゚Д゚)))

 手前のベースキャンプで敵を倒しきらず、

 「やっべ!!! 極寒ゲージが溜まっちまった!!!><」

 と大慌てで奥地へと進んでしまったのが上のスクショだ。

 見れば熱源の篝火があるんだけど……やっぱり、Lv.69の面倒そうなヤツがしっかりと守っているよ……。

 でも、極寒ゲージがMAXになると、つぎは操作キャラのHPが恐ろしい勢いで減っていってしまう。ここはシレっと、あの篝火まで行ってだな……。

 「やあ、今日も冷えますなぁ^^; ちょいと火に御呼ばれしますよ^^; すみませんねぇ^^;;

 すっとぼけて、篝火の前を陣取るwww これには屈強な敵たちも、

 「え?? う、うん。寒いねぇ^^; まあゆっくりとあたって……」

 って感じでしばし放っておいてくれたんだけど……さすがに、速攻でバレましたwww

 「……って、コラぁ!!! 誰やねえちゃん!!! 勝手に人んちに入ってくるんじゃねえよ!!!(怒)」

 ボウガン野郎は激高し、刻晴ちゃんに向かって矢を放ってきたのだった。

 これが、ドラゴンスパインにおける日常の風景だ。

 皆、寒さをしのぐために熱源を求め、そこでは必ず血で血を洗う奪い合いが発生する。

 この地ではお金やお宝よりも“暖”がもっとも尊ばれるので、より奥地に向かうにはさらなる対策が必要になってきそうだぞ。

 その対策のひとつとなるのが……↓こちらの“深紅の石”だろう。

 この石を砕いて拾うと、わずかな時間ながら身体にまとわりついてくれて、その間は極寒ゲージの蓄積が停止されるという。さらに、

 でました永久氷壁、“古代堅氷”!! 通常の攻撃ではビクともしない、アクエリアスの黄金聖闘士のフリージングコフィンみたいな氷だけど、深紅の石の影響があるときだったら……!

 ボンッ!!!

 シュワワワワ~~~……w

 おおお!!!w 古代堅氷の中から宝箱が出てきた!!!w

 どうやらこの地は、いかに賢く深紅の石を使いこなすかで快適度が違ってくるようだぞ……。

 またひとつ学びつつ、ワープポイントと七天神像を目指す!

 続く!

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『原神』公式サイト:
https://genshin.mihoyo.com/ja/

※ゲーム画面はPS4ソフト『原神』のものです。
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