【お年玉で遊びたい! インディーゲーム10選!!】文字と音だけの不思議なアドベンチャーゲーム『A Dark Room(暗い部屋)』

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年始はおうちでゲームをしよう!

本記事では、ライターのトニオ國崎がアドベンチャーゲーム『A Dark Room(暗い部屋)』を紹介するぞ!

※1……個人や小規模のチームで制作するゲームの総称

すべては一室の暗い部屋から始まる……
『A Dark Room(暗い部屋)』

今回お送りするのは、 CIRCLE Ent.よりリリースされたNintendo Switch向けアドベンチャーゲーム『A Dark Room(暗い部屋)』

本作は、サウンドとテキストのみで進行する古典的なアドベンチャーゲームだ。ゲームを起動するといわゆるオープニング映像やタイトル画面といったものは無く、暗い部屋で主人公が目を覚ますところからスタート。

「自分は何者なのか?」、「ここはどこなのか?」、すべてが分からないままゲームは始まり、プレイヤーは手探り感覚でゲームを進めることになる。唯一やれることは「火を焚くこと」だけ……。

寒さをしのぐため火を焚き続けていると、見知らぬ女性が迷い込みいっしょに行動することになる。ここから火を焚くだけでなく、森で木材が調達できるようになり、さらに主人公の友人を名乗る建築家が合流して物語は進んでいく。

ここからは、罠と建築コマンドを使い食料や住処が確保できるようになり、仲間に加わった放流者たちに指示をして徐々に物資を増やせるようになる。最初はただの小さな小屋だったものがコツコツと発展していき、交易所や工房などをかまえた小さな村に変化していった。

基本的にゲーム内の状況説明は数行の文章だけだが、逆に情報が少ないからこそ「この世界はどうなっているんだろう?」と想像が膨らんでいき先の展開が気になってしまう!

外の世界への探索
まさかの意外なものを発見!?

人や物資が増えていき、この先どうなるんだろうと思いながらプレイしていると、コンパスを入手した瞬間とある文章が。

外の世界!? 世界観の説明がまったくされないまま始まった本作だが、ここにきて外の世界の存在が明らかに。さらに新コマンドとして村を離れて「探索」が可能になった。 よし! 保存肉や水を準備して外の世界へ出発だ!!

▲突然現れたマップ画面。とりあえずまわりを歩いて自分で地図を作るしかない。
▲戦闘シーンもかなりシンプルに作られている。

先ほどのテキストゲームとは打って変わり、RPGの要素もストーリーに絡んでいく……。水分が尽きたり、HPが0になると、アイテムを全部ロストして村に戻されるので慎重に進まなければならない。

とりあえずまわりの探索をするが、寂れた廃墟や洞窟ばかりで凶暴な獣や荒くれものが住み着いており、とてもじゃないが人間の住める環境ではなかった。さらに、ひっくり返った馬車から中を探ってみると……

筆者はてっきりファンタジー世界が舞台のゲームだと思っていたのだが、「ライフル」、「エイリアン合金」などファンタジーとは程遠いワードがどんどん出てくる! どういうことなのだこれは……さらに、そのまま探索を続けると

高速道路標識……? いったいこの世界では何が起こっているのだろうか……。この後にさらなる予想外の出来事が待っているのだが、ここから先はプレイしてからのお楽しみ!

 

「テキストと音のみ」といった今の時代とは一風変わったアドベンチャーゲーム『A Dark Room』。コツコツと村を繁栄させていくシミュレーション部分や、テキストのみで表現されるドラマティックな展開など、思わずのめり込んでプレイしてしまう要素が詰まった作品だ。ADV好きの人や、レトロなゲーム性に惹かれた人にぜひオススメしたい!

お年玉で遊びたい! インディーゲーム10選!!
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作品概要
『A Dark Room』

■ジャンル:アドベンチャー
■対応機種: Nintendo Switch
■価格:700円(税込)
■メーカー:CIRCLE Ent.
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