キクチ師範代のウラコロ全力投球特別編 藤子不二雄Ⓐ展潜入記(パート1)

『笑ゥせぇるすまん』50周年おめでとうございます!!!!!

…ていうか、読者の皆さんコンニチワ!!! キクチ師範代である!!!

「忍者ハットリくん」や「怪物くん」をはじめとする
数々の名作の生みの親である藤子不二雄Ⓐ先生の個展、
その名も「藤子不二雄Ⓐ展 −Ⓐの変コレクション−」が、
10月19日から、かの六本木ヒルズで始まったのだ!!!!!!!!!!

…ということで、コロコロコミックを代表して
オープニングセレモニーにバッチリ潜入してきたゾ〜!!!!!!

開口一番「えっと、あの、藤子不二雄Ⓐと申します!」と、
報道陣はおろか、日本国民全員が知っている事実を明かす先生!!!
そして「僕の展覧会をシティビルの、こんな上の素晴らしいところで
やっていただけるというのは、本当にラッキーだと思って、
感謝しております。ヨロシクおねがいいたしまーす」とごあいさつ。
ひかえめに言って、カッコよすぎる!!!!!!!
レナード・コーエンみたいだ!!!!

そしてさっそく、来場者を出迎える「モニュメント」の除幕式だ。
アシスタントを務めるのは、モチロンこの男…。

私の名は喪黒福造…。人呼んで笑ゥせぇるすまん。
ホーッホッホッホッ!!!!!!!!

街の灯りを見下ろす六本木ヒルズだけに、
照明を落とすと、会場はいよいよ真っ暗闇!!!
これ以上ない登場シーンじゃないか!!!

そして、展覧会のテーマともなっている掛け声。
「六本木で、あなたのココロのスキマ、
お埋めします……ドーン!!!!!!!

出たーッ!!!!!
Ⓐ先生の等身大フィギュア!!!!!!!!!!
そして歴代大物キャラをあしらった特大Ⓐモニュメント!!!!!!

会場に入って、まず先生と記念撮影ができるって寸法だ!!!

「もうしわけないが…気持ちわるい(笑)!!!
僕と写真撮ってもね、あんまり意味ないと思うんだけども…」
…と、ご謙遜する先生だが、先生とのツーショットなんていったら、
関係者でもそうそうできないことだから、とにかく貴重!!!!!

そして、モニュメントのオモテ面には、明るいキャラ、
ウラ面にはダークファンタジーなキャラたちが無数に配置され、
側面には、超有名な「ドーン」をはじめとする、
さまざまな擬音語の描き文字があしらわれている!!!

「ビックリしました。こんなにたくさん描いてたっていうのはね、
まったく今、思い出せないんですけど…」と大爆笑を誘う先生!!!

そのままセレモニーは、Ⓐ先生と等身大フィギュアだけで進行していくのかと
思っていたら、スペシャルゲストが駆けつけていた!!!!

宮沢りえさんである!!!!!!!!!

「このたびは、本当におめでとうございます!
展示を見させていただいたんですけども、先生の世界観、
レジェンドである証が見られて、とっても幸せな展覧会でした」


…とお祝いのメッセージ。等身大フィギュアに関しては、

宮沢「お肌のシミとかまで再現されてて(笑)」
Ⓐ先生「それはゴルフのシミなんです!」
宮沢「ここに来たら、会えるわけですね、先生にね。
(フィギュアに向かって)がんばってくださいね!!!」

という親交の深いお二人ならではのやりとりも!!!

先生によれば、
「りえさんと僕は『りえちゃん、あびちゃん』と呼び合う仲。
僕はずっと、りえさんの応援団長を務めてて、彼女の誕生会になると、
僕が必ず最初に挨拶するという…そういう関係です!」とのことである。

楽しいトークはつづく…。

「笑ゥせぇるすまん」に話題がおよび、宮沢さんが、

「子供のころに、世の中の善と悪を教えてもらったな、という気がします。
ユーモアの中に哲学とか、善悪とかが、いっぱいつまってて、シュールで。
クスッと笑ってしまうんだけども、翌日になると、笑ゥせぇるすまんが
出てこないことを祈る!みたいな気持ちになってました」と語るや、

すかさず先生が、
「意図したわけじゃないんだけど、喪黒のギセイになるのは中年のオヤジばかりで、
僕は一度も女性をギセイにしたことがないんですよ!!!」と、知られざる真相を語り、
親友りえさんを安心させるという一幕も!!!

最後に、今回の展覧会の見どころについて宮沢りえさんは…。

「この展示で、短編など、自分の読んだことのないマンガにも出会えました。
現代の人たちにも感じるところがいっぱいあると思うので、この展覧会をきっかけに
あびちゃんのマンガがいっぱい読まれるとうれしいな、とすごく思います。
いいものは時代を超えても、ずっとキラキラしてるので」と語ってくれた。

そして先生は、

「手塚先生に憧れて全国からトキワ荘に集まった僕らが2世代目で、
いま日本のマンガは、その時代よりもっと進化して、世界に誇れる文化となり、
まだまだ新しい展開をすると思うんですけど、僕はライバルというよりも、
「憧れ」の目で、読者として、新しいマンガを読んでるんでね。
ドンドン進化していってもらえるとありがたいなと思います」と、
後進の作家さん、マンガ家志望者たちに熱いエールを送ってくれた!!!!

そして、「りえさんの応援団から、マンガの応援団に変わろうかな(笑)」
と付け加えるや、すかさずりえさんも
「いや、わたしもおねがいします!!!」と返し、
終始シアワセな空気につつまれつつ、セレモニーは終了したのであった!!!!

次回は、気になる展示内容に迫っていこうと思う!!!

…まあ、それを読む前にサッサと現場に行くことをオススメするがな!!!!!!!!

いま行け!!! すぐ行け!!!!! ちゃんと行け!!!!!!

最後に奇跡のスリーショット、ドーン!!!!!!!!!!!

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藤子不二雄Ⓐ展 -Ⓐの変コレクション-

■会期:2018年10月19日(金)~2019年1月6日(日)
■開館時間:10:00-22:00(最終入場21:30)
■入場料:一般1,800円、学生(高校・大学生)1,200円、子ども(4歳~中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円
■会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
東京都港区六本木6-10-1
https://tcv-fujiko-a-ten.roppongihills.com/