【デュエプレ1周年】波乱万丈のアプリ開始に、話題のコラボと今だから語る開発者インタビュー 前編

『デュエル・マスターズ プレイス』1周年記念インタビュー

12月18日に1周年を迎えた『デュエル・マスターズ プレイス』。ゲーム内でも1周年を記念した特別イベントが開催中だ。
 
コロコロオンラインでは、1周年を記念して、『デュエル・マスターズ プレイス』のディレクターを務めるトモさんに独占インタビュー。この1年を振り返っての思い出を語ってもらった。
 

トモさん
デュエル・マスターズ プレイスのディレクターのトモと申します。
本日はよろしくお願い致します。

——「デュエル・マスターズ プレイス」1周年おめでとうございます。アプリ開始から1周年となりますが、この1年を振り返っていかがでしたか?
 

 
トモ:この1年は私とデュエプレのプロデューサー、チーム全体が様々な困難に直面してきました。
 
タカラトミーはもともと玩具メーカーでもあり、アプリゲームの開発や運営の経験が他と比べると少ないため様々な場面で苦労することがありました。中でもゲームバランスを含めた調整が特に難しく、指標が定まりにくい状態の中でゲームを楽しんでもらえるよう注力した1年でした。
 
そのおかげでアプリがリリースされた当初より様々な部分が改善できましたし、遊んでいただいている皆様に支えられ、こうして無事に1周年を迎えることができました。
来年の2周年に向けて、今後もチーム一丸となって頑張ります。
 
——-確かにタカラトミーさんはアプリゲームなどのイメージは少ないですね。「デュエル・マスターズ プレイス」以前にはこうした試みはありましたか?
 
トモ:そうですね。これまでもタカラトミーではゲーム開発や運営を行っていました。
 
そうした様々な挑戦を行い、学んできたという背景があった上で出来上がったのが「デュエル・マスターズ プレイス」だと思っています。
 
——なるほど。これまでの経験を結集したわけですね。では、タカラトミーでも大人気のTCG『デュエル・マスターズ』のブランドを使ったアプリの開発に、プレッシャーはありましたか?
 
トモ:かなりありましたね。プレッシャーはありましたが、「このプロジェクトをやる」という話を聞いた時、『デュエル・マスターズ』のブランドを使う以上、「これは絶対に成功させなければならない」と決意しました。
 
また、アプリがリリース開始後に発生した様々な問題に関しても、発生する度に「こうしなければならない」というのは理解しつつも、実際にそれらの問題をなかなか解決できないことに対する焦りを感じてましたね。
 
しかし、デュエプレを楽しんでいただいている皆様に「いいゲームを提供する」という目標があったからこそ、プロデューサーや私含め、そういったプレッシャーがある中でも一丸となって頑張ってこれたのかなと思います。
 
——-ありがとうございます。では、この1年を振り返って一番印象に残った開発エピソードを教えてください。
 
トモ:色々ありますが、1年を振り返って印象に残っているのはリリース直後のころですね。今でも夢に出てくるくらいです。
 
正直、日々の対応に追われ余裕のない状態でした。ただ、そんな状態ではありましたが、私たちの想像を遥かに超えたプレイヤーの皆様に遊んでいただけて、すごく嬉しかったことを覚えています。
 
だからこそ、リリース当初に皆様の期待に応えられなかったことへの申し訳なさとともに悔しい思いをしました。
 
その反省を踏まえ、社内のチームや協力会社様と一致団結して「デュエル・マスターズ プレイス」の改善に向けて動けたことが、一番印象に残ってるエピソードですね。
 
——-想像を超えたプレイヤーの数ということで、「デュエル・マスターズ プレイス」への期待値、注目度が高かったことがうかがえますね。リリース後のプレイヤーの皆様の反応はいかがでしたか?
 
トモ:リリース当初はやはり、「どうしてこうなった?」というお叱りやご意見を多くいただきました。
 
また、「頑張ってください」といった応援のメッセージもいただき、開発や運営を頑張る上での励みになりました。
 
——-それだけ「デュエル・マスターズ」が愛されているコンテンツだと感じますね。では、「デュエル・マスターズ プレイス」を展開していく中で一番手応えを感じたイベントはどれでしょうか?
 
トモ:これまで守護者に着目した季節イベントやコラボを行ってきましたが、一番は今年の9月に実施した『にじさんじ』さんとのコラボでしょうか。
 

 
このコラボは予想以上のプレイヤーさんに遊んでいただけて、評価も高かったです。
 
コラボを実施するにあたって、登場していただいたバーチャルライバーさんのこともしっかり調べた上で、『にじさんじ』さんへのリスペクトを込めてコラボキャラクターやイベントで入手できるカードを作りましたので、自信をもってお届けできたかと思います。
 
私としては、国内のバーチャルライバーさんの中でも有名な「月ノ美兎」さんとのコラボカード《無頼聖者スカイソード》のシールド追加能力の際に、彼女の語録で有名なセリフを起用したのですが、SNSで「開発者わかってるな」とリアクションをいただけたのがすごく嬉しかったです。
 
——なるほど。『にじさんじ』さんとはかなり早い段階で、生配信などでも出演されているのを拝見しておりましたが、コラボを行うきっかけは何でしたか?
 
トモ:リリース後、一回目の『ロックマンエグゼ コラボ』を決定した後、次はどことコラボするかという話になった際、『にじさんじ』さんの名前が上がったことが始まりでした。
 

 
当時はアニメなどとのコラボも検討していたのですが、やはり他のソーシャルゲームでコラボしているのもあったので、「我々だからこそできるものは何かないか?」と立ち返りました。
 
私はVTuber文化が出始めたころから注目していて、その中でも『にじさんじ』さんとは視聴している方の年齢層がデュエプレを遊んでいた年齢層が近いこともあり、親和性が高いのではないか、と。
 
社内でも『にじさんじ』さんとのコラボに賛同する意見もあり、プロデューサーに提案を行い、コラボの話を『にじさんじ』さんに聞きに行ったところ、担当の方も「アプリ配信開始当初からプレイしていた」ことを話していただいたので、本格的に話が進み始めましたね。
 
中でも1番のきっかけはバーチャルライバーの『加賀美ハヤト』さんから、コラボのお願いをするよりも前に「デュエプレの配信をさせてください」とお話があり、動画配信を行ってもらったことで、コラボの話に発展していきましたね。
 
大会や生配信なども『にじさんじ』さんからいろんな企画を出してもらいました。
 
——では、コラボの提案はトモさんから動いた形でしょうか?
 
トモ:そうですね。それでコラボも予想以上の反響をいただけて、互いに成功したと実感できて本当によかったです。
 
コラボでは、メインターゲットとなる20代の方だけでなく、10代の方からもたくさんの支持をいただけましたね。
 
—–ありがとうございます。次の質問ですが「超竜バジュラ」「アストラル・リーフ」などTCG版では殿堂入りしたカードが実装されていますが、こちらを採用するにあたって注意した点、苦労された点はありますか?

トモ:そうですね。殿堂入りしたカードなので、どれも非常に強力な性能を持っていますが、それ以上にカードに魅力がありました。
 
なので、調整の際もカードの魅力を保ちつつ、ゲームバランスを崩壊させないことの両立が非常に難しかったです。そのために、テストプレイをめちゃくちゃ重ねました。
 
テストプレイを重ねて、議論を交わしていく中で最終的に出てきた結論からカード能力を決定しています。
 
《超竜バジュラ》や《アストラル・リーフ》など殿堂入りしたカードは他のカードも含めて考えて実装しています。なので、カード単体で見るのではなく、環境全体を見ています。
 
テストプレイも複数回、時間をかけてやっているので、「このカードだけでゲームバランスが崩壊する」というようなことがないように気をつけています。
 
今後もそうした切り札的なカードをなるべくその魅力を落とさず、期待に応えられるように調整していきたいと思います。
 
——なるほど。「デュエル・マスターズ プレイス」はプレイヤー同士のデュエルがメインになりますから。それでいうと、新弾が出るたびにプレイヤー同士のデュエル環境も想定しているのでしょうか?
 
トモ:新弾によってこんなデッキが増えてくるだろう、という想定はもちろんしています。
 
新弾リリース前から有名なプレイヤーの方に協力していただいて、デッキ環境などの調査をして調整をしています。
 
——-最近だと第2回公式大会で優勝された『たくまん』選手の赤光速攻デッキが優勝しましたが、その時の印象はいかがでしたか?
 

 
トモ:私は現場で見ていて、出場されたプレイヤーの方々それぞれのプレイングに手に汗握りましたね。
 
新弾を出しつつ、大会での使用デッキも想定しているのですが、上位出場者の方々になると発想と戦術がすごく、いつも私たちの想定を超えてきます。
 
なので、大会当日は驚かされます。
 
第1回「BATTLE ARENA」で優勝された『ボルサリーノ』選手はプレイングを見ていて、開発陣も唸る凄さがありました。「こういうプレイもできるのか」と。
 
第2回「BATTLE ARENA」で優勝された『たくまん』選手も「なるほど、この大会環境で赤光速攻デッキをついてくるか」と思いましたし、だからと言って楽なことではなく判断力と度胸と技術がないと使えない。それで頂点に駆け上がってくる姿には、みんな大興奮でしたね。
 
次の第3回でもいろんなデュエルが見られるように、新弾カードなどを用意していきたいと思いますのでご注目ください。


アプリ概要
タイトル:『DUEL MASTERS PLAY’S(デュエル・マスターズ プレイス)』
ジャンル:対戦型カードゲーム
配信先:App store/Google Play
好評配信中!
価 格:基本プレイ無料(アイテム課金制)
公式サイト:
https://dmps.takaratomy.co.jp
DUEL MASTERS PLAY’S(デュエル・マスターズ プレイス)公式Twitter:
https://twitter.com/dmps_info
DUEL MASTERS PLAY’S(デュエル・マスターズ プレイス)公式LINE:
https://line.me/R/ti/p/%40723prcyu
配信ページ:
App Store :
apps.apple.com/jp/app/デュエル-マスターズ-プレイス/id1478829750
Google Play :
play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.takaratomy.duelmastersplays
PC版(And APP):
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