相性が悪い相手
我がパーティーの絶対的エース、雷元素の刻晴ちゃんを上限突破させるため、その素材となるナゾの物質“雷光のプリズム”を取りに行くお話の続きであります。
関連記事 | |
【原神プレイ日記】角満の『原神』大紀行:第30話 “無相の雷”との激闘(2) |
前回の記事のおさらいになるが、雷光のプリズムを手に入れるには、東の岬の闘技場(なのかどうか知らんけどw)に棲まうナゾの物質“無相の雷”を倒さないといけないらしい。
こうやって、強敵を撃破してレアアイテムをゲットし、キャラを強くしていくパターンは非常にオーソドックスな仕様と言えるので何の文句もないのだが、ここでひとつ、個人的な問題が浮上することを見逃していただきたくない。
俺はこの日記で再三、
「我がパーティーのメインアタッカーは、雷元素の刻晴ちゃんです!!www」
と、大いなる喜びとともに主張してきた。よく見ればこの記事の冒頭でも、
「我がパーティーの絶対的エース、雷元素の刻晴ちゃん♪」
そのように記述している。
そう、刻晴はいまや、我が角満アーミーズの全火力を担う火薬庫で、彼女のトドメの攻撃なくしてはそのへんの酔っ払いヒルチャールにすら後れを取るかもしれないという、非常にいびつな立ち回りでここまでやってきたのである。
そんな状況にあっての、無相の雷との対決だ。
この立方体、無相の雷って言うくらいなんだから、きっと雷元素のバケモノなのだろう。まさかカミナリを標榜しつつ、
「じつはあたし、ウサギさん元素なの♪ きゃはwww」
なんてことは言わないと思う(ウサギ元素ってなんだよ)。
要するに、刻晴と元素が丸被りなのだ。
まあだからこそ、刻晴の上限突破用のアイテムをドロップするんだろうけど、何度も言うように……ウチのチームは刻晴の火力に攻撃のすべてを任せていたんだよ!!! でも雷元素の攻撃なんて効くはずもないから……無相の雷は、刻晴に頼り切っていたぬるま湯メンバーで何とかするしかないってことだあああああ!!!www
火娘、出陣!
とはいえ。
無相の雷と初めてガチでやり合ったとき、メンバーに入っていたのは、
・バーバラ(水)
・刻晴(雷)
・香菱(火)
・ノエル(岩)
この、女子4名であった。★5のクレーが加わる前で、香菱やノエルがレギュラーとしてがんばっていた時代のことである。
ちなみにさりげなく刻晴が入っているのは、
「モロな雷は効かないかもしれんが、何らかの元素反応を発生させればアタッカーとして機能するかもしれない!」
という淡い期待のなせる業で、要するに往生際が悪いのである(苦笑)。
まずはとりあえず、スキルのバリアと“結晶化”の元素反応で堅く立ち回れるノエルで様子をみる。
「ふむふむ」
画面上部に表示される無相の雷の体力ゲージを見て、俺は無表情でつぶやいた。
「これ……アカンやつやwwwww」
いや笑いごとじゃないんだけどな。ノエルの渾身の一撃でも無相の雷のHPは1ナノメートルくらいしか減っておらず、もしもコイツに顔があったなら、
(( ̄δ・ ̄)ホジホジ
思いっきり鼻をほじっていたに違いない。ていうか、この顔文字腹立つwww
そこで慌てて、
「もう、手を変え品を変えて、やれることをすべてぶつけるしかねええええ!!!><」
ってことで目まぐるしくキャラを入れ替えながら立ち回るも、
あ……。
うう……。
って、先方のほうが激しくキャラ変しながら対抗してくるんですが……w つーか……圧倒的に無相さんのほうが芸達者で、文字通り役者が違うんですけどぉぉぉおおおお!!!www
そして思った通り、
刻晴ちゃんの攻撃、ことごとく無効www
誰だ!! 『原神』のキャラ育成は、アタッカーひとりに資源を集中させて、飛び抜けて成長させればいいって言ったヤツは!!(知らんがな)
打開策が見いだせず、いたずらに体力を削られて回復アイテム(料理ね)ばかりが消費されていく。
このままじゃマズい。
アイテムだけ使わされて何も得るものがなかった……という、最悪の浪費パターンにハメられるわけにはいかないぞ……!
そんな、絶体絶命のピンチに陥りかけたそのとき、ひとりの少女が膠着する戦いの場に風穴……いや“火の穴”を開けるのだ……!
少女は叫んだ。
「グゥオパァー!! いっけぇぇぇえええ!!!」
そうなのだ……!
いつも刻晴ちゃんとのタッグで元素反応“過負荷”を作り出していた火娘、香菱が、無相の雷の雷元素と合わさることで発生する過負荷な打撃を以て、この強敵に肉薄する起点を作るのである。
次回、決着!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『原神』公式サイト:
https://genshin.mihoyo.com/ja/
※ゲーム画面はPS4ソフト『原神』のものです。
Copyright© 2012-2020 miHoYo ALL RIGHTS RESERVED
© 2020 Nintendo
『原神』プレイ日記 角満の『原神』大紀行のバックナンバーは次のページへ!!