トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×ぴの 第5回】
「第5回スプラトゥーン甲子園全国決勝大会」の覇者・Anotherのぴの選手を迎えてお届けしてきた対談も今回がラスト!
最後は準決勝と決勝の2試合について語ってもらったぞ。ナワバリの新たな王者となったAnotherの激闘を改めて振り返っていこう!
「第5回スプラトゥーン甲子園」全国決勝大会 DAY1
「第5回スプラトゥーン甲子園」全国決勝大会 DAY2
Anotherが優勝した「第5回スプラトゥーン甲子園全国決勝大会」DAY1、DAY2の試合は上のリンクから見ることができるぞ。
あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/user/atobaru_ikaぴの
「第5回スプラトゥーン甲子園」を優勝したAnotherのリーダー。わかばシューターをメインで使用し、塗り役としてはもちろん、ここぞという場面ではしっかりキルも取るなど、攻守に渡ってチームに貢献。また、常に一手先を読む的確な判断力と視野の広さを持ち、チームがピンチのときでも冷静な立ち回りがで相手に流れを渡さない。Anotherは人数不利な状態から打開して、再び盤面有利に戻すまでのスピードが非常に速いが、それはぴの選手の働きによるところが大きい。まさに、Anotherにとっての縁の下の力持ち的存在の選手だ。
優勝できたポイントはブドウ糖の摂取にあった!?
――準決勝はDAY1でも戦った〆る者達との試合で、ここから3本先取制になって結果は3-1での勝利でした。唯一負けたステージがムツゴ楼でしたが、ここは苦手なステージだったのでしょうか?
ぴの:ムツゴ楼はオンライン甲子園・春でも負けていて、本番だと結果が出てないんですけど、実は練習試合のときはけっこう勝っていて自信のあったステージなんですよ。
でも、この試合では〆る者達にうまく対策されてしまって、たとえば練習試合だと僕が100%上側をとれていたんですけど、このときは全然取れなくて。それで焦ったのもあると思うんですけど、ちょっと頭がボーっとして集中力を欠いた感じになってしまって。〆る者達がうまかったのもありますけど、個人的にも反省点の多い試合でした。
▲(第5回 スプラトゥーン甲子園 全国決勝大会 DAY2 2:33:30より引用)
――決勝の前に改めて集中するためになにかしたりしたんですか?
ぴの:準決勝のあとに知り合いから「糖分をとったら頭が回るよ」みたいに言われたので、ブドウ糖のラムネをめっちゃ食べて、コーラも飲みまくりました(笑)。そうしたら自然と集中力も復活して、「人間の体すげえ」みたいな。
――いつもの冴えというか動きが復活した?
ぴの:戻りましたね。だから、〆る者達戦は最初のコンブトラックと最後のバッテラストリートはうまく活躍できたんですけど、真ん中の2試合は個人的には全然よくなかったので、本当に味方に助けられました。
――そして、最後の決勝は四神乱舞との試合でした。ここは3-0のストレート勝ちでしたけど、この決勝は振り返ってみていかがでしたか?
ぴの:相手は引き目の編成だったんですけど、スペシャルがスーパーチャクチ、イカスフィア×2、ボムピッチャーで打開に強いスペシャルがボムピッチャーくらいしかなかったんですね。
それで、僕らは対面力には自信があったので、相手の最後の1回をこっちのマルチミサイルとインクアーマーで潰せば負けないだろうとは考えていました。実際、その通りになってよかったです。
▲(第5回 スプラトゥーン甲子園 全国決勝大会 DAY2 3:39:56より引用)
――四神乱舞の反撃もうまく押さえ込んでいました。
ぴの:そうですね。相手は後ろ寄りのブキが多かったので、たとえばコンブトラックでも僕は抜けてキルを取るよりも、崩れないことだけを意識した引き目の立ち回りを心がけました。
結果的に1回戦、準決勝、決勝と全部違う戦い方をした感じでしたね。相手の戦い方に併せて、柔軟にチーム全体が立ち回れたことがいい結果につながったんじゃないかなと思います。
――あとばる選手はこの準決勝、決勝の2試合はどう見ましたか?
あとばる:〆る者達も四神乱舞もしっかりと勝ち進んできている感じだったので、ワンチャンAnotherを食っちゃうんじゃないかなと思いながら見ていたんですけど、それこそ決勝とかでちょっとひやっとする場面があったくらいで、全体的にはAnotherが安定していましたね。
全体的な俯瞰で見ていての動きの落ち着きようというか、バタバタしていないんですよね。ですから、これはマルチミサイルで2枚落ちちゃうとか、よほどの事故がない限りは崩しようがないなとは思いながら見ていましたね。
――結果が3-1、3-0となると、かなり強かったなという印象はありますよね。
あとばる:実際に試合内容を見るとお互いに拮抗している部分もあって、一手、二手の差ではあるんですけど、Anotherは安定感がどっしりとあって、相手に崩すスキを与えなかったですね。
――ぴの選手自身は優勝できた要因をどう考えていますか?
ぴの:あまり緊張もせず、リラックスして試合に臨めたのがよかったのかなと思います。1年前にこのチームを組んでからいろんな大会で優勝してきて自信もありましたし、ナワバリという慣れない環境だったんですけど、いつも通りにやれば優勝できるとは思っていました。
個人的にも普段より動きが冴えていたと思うし、他の3人もいつも通りの活躍をしてくれて、みんな本番に強いなと思いますね。
▲(第5回 スプラトゥーン甲子園 全国決勝大会 DAY2 3:51:04より引用)
――なるほど。緊張もせず、普段通りに楽しんでプレーできたことが最高の結果につながったんですね。
ぴの:そうですね。〆る者達とはいっぱい練習試合もしましたし、四神乱舞とGGBoyZはこれまで甲子園でたくさん結果を残しているチームだったので、試合自体もとても楽しかったですね。
甲子園はいままで見る側だったので、そういう憧れの舞台でちゃんと自分の納得いくプレーができて結果もついてきて、本当に『スプラトゥーン』で一番の思い出になりました。
――今回が甲子園初出場なんですよね。
ぴの:僕とりぃれは初出場です。
――初出場でGGBoyZを倒して優勝というのはすごいですよね。
ぴの:直接対決ができたのはよかったです。1試合目からかよというのは思いましたけど(笑)。GGBoyZってチームとしては大会もそんなには出ないと思うので、戦える機会も甲子園くらいしかなかったですし、そういう舞台でちゃんと自分たちの実力を出せて勝てたのは本当に嬉しかったですね。
▲(第5回 スプラトゥーン甲子園 全国決勝大会 DAY2 1:03:53より引用)
――最後にあとばる選手からからなにか聞きたいことがあれば……。
あとばる:そうですね……僕も最近はエリアでわかばシューターを使っているんですけど、エリアで意識することはなにかあります?
ぴの:僕はあまりチャージャーと組まないので的外れなのかもしれないですけど、前回カラマリと対抗戦をやっていて思ったのは、あとばるさんは撃ち合いが強いので、もっと塗り意識を高めた方がいいんじゃないかなとは感じました。
個人的にわかばシューターを使うときは、味方のカバーよりも味方を一回見捨ててでもいいから、先に足元を作っておく場面が必要だと考えていて、そうすやって足元を作ることであとばるさんの撃ち合いの強さもより活かせるようになると思うんです。
あとばる:なるほど! 意識します!
ぴの:すみません。なんかめっちゃ偉そうですよね。
あとばる:いえいえ、ありがとうございます。
▲(第5回 スプラトゥーン甲子園 全国決勝大会 DAY2 3:45:37より引用)
ぴの:ところで、あとばるさんってH3リールガンはもう使わないんですか? 『1』のときからあとばるさんの使うH3リールガンがめちゃ好きなんですよ。
あとばる:みんなに言われるんですけど、いまは正直あまり持ちたくないんですよね。
ぴの:やっぱりいまの環境となるとH3リールガンは厳しいですよね。自分も一時期はインクアーマー枠として使っていましたけど、回転率もそんなによくないですし。
あとばる:そうなんですよ。
――いまは不遇な感じはありますよね。
あとばる:けっこう上位では出てきてはいるんですけど、やっぱり編成を選ぶ感じになっちゃっているなと。
ぴの:でも個人的には、またあとばるさんのH3リールガンを見たいんですよね。
あとばる:ありがとうございます。持てるところは頑張って持ちます。あと、わかばシューターも頑張ります!
・相手の戦い方に併せて、柔軟にチーム全体が立ち回れるのがAnotherの強み!
・リラックスしていつも通りのプレーができたことが優勝につながった!
次回は新たな選手が対談に登場!
いったい誰が登場するのかお楽しみに!