【TGS2020】『バイオハザード ヴィレッジ』まとめ! PS4など現行機でも開発を検討中!?


 
 史上初のオンライン開催となっている東京ゲームショウ2020。各ゲームメーカーは公式放送を通じて最新情報を発信しているが……その中でもとくに注目度が高いのはカプコンだろう。9月25日22時から放送された“CAPCOMスペシャルプログラム”では、プレイステーション5など次世代ハードでの発売が予定されている『バイオハザード ヴィレッジ』についても語られたのだ。
 

 
 『バイオハザード ヴィレッジ』で展開するのは、『バイオハザード7』後のストーリー。雪深い“村”が舞台となるのだが、これについてプロデューサーのピーター・ファビアノ氏は、
 
 「この村が、もうひとつの主人公と言えます」
 
 と意味深な発言。『バイオハザード ヴィレッジ』は、『バイオハザード7』の主人公であるイーサン・ウィンターズのその後と、ミア、クリスという『7』で関わった登場人物とのからみが描かれるようだが、そこに村がどうかかわってくるのか……?
 

 
 村にはクリーチャーが巣食っており、素早い動きと攻撃性を見せつつ、群れで行動するという厄介な性質を有しているという。そんな危険な村にも人が住んでおり、彼らと出会うことでどんなドラマがくり広げられるのかに注目が集まる。
 

 
 また今回の放送では、初公開の映像とともにディレクターの佐藤盛正氏、アートディレクターの高野友憲氏、そして前出のピーター・ファビアノ氏が『バイオハザード ヴィレッジ』のコンセプト部分について語っている。
 
 その中で、佐藤ディレクターの言葉が印象的だった。
 
 「イーサンのすべてを描き切る作品。それが『バイオハザード ヴィレッジ』です。『バイオハザード7』のとき、イーサンはあくまでも“プレイヤーのカメラ”であり、無色透明な存在と考えていました。しかしだんだんと愛着が生まれ、彼のその後が知りたくなったのです。よって、『7』の続きを描くなら、主人公はイーサンしかいませんでした」(佐藤)
 

 
 またファビアノプロデューサーは『バイオハザード』というゲームそのものを、
 
 「プレイするホラー映画」
 
 と表現し、
 
 「これ以上の没入感を感じてもらうには、プレイヤーをゲームの世界に放り込むしかない。『バイオハザード ヴィレッジ』は、それくらい作り込んでいます」(ファビアノ)
 
 と自信を見せた。
 

 
 そして放送の最後、プロデューサーの神田剛氏からサプライズ的な発言もあった。それはなんと……!
 
 「『バイオハザード ヴィレッジ』は次世代ハードとPCで開発していますが……いま、プレイステーション4やXbox Oneという現行機でどこまで再現できるのか、研究しているんです。現行機でも最高のサバイバルホラー体験をお届けできるようがんばっています」
 
 とのことで、「約束はできない」としながらも、現行機での展開に含みを持たせたのである。これは……続報に期待せざるを得ない!
 

 
 そんな『バイオハザード ヴィレッジ』は、2021年発売予定だ。
 

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