世界で大人気のアクションゲーム『クラッシュ・バンディクー』のシリーズ最新作『クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース』が、2020年10月2日に発売!
現在、コロコロオンラインでは発売記念企画として「クラッシュブッ飛び特集」を実施中だ!
「クラッシュの魅力をみんなにもっと知ってほしい……!」という思いから、発売を記念して本記事では、『1』『2』『3』の3作品とともにクラッシュの魅力に迫っていくぞ!
全てはここから始まった!
『クラッシュ・バンディクー』
1996年12月6日(海外では9月9日)にプレイステーション用ソフトとして発売されたシリーズ第1作目『クラッシュ・バンディクー』。
1~3までの作品は、日本ではソニー・コンピュータエンタテインメント(現在のソニー・インタラクティブエンタテインメント)から発売され、開発は『アンチャーテッド』シリーズや『The Last of Us』を手掛けたノーティードッグが担当している。
3Dグラフィックを活かしたユニークなゲーム性が話題を呼び、なんと1作目からミリオンセラーを突破。日本独自のテーマソング『クラッシュ万事休す』がCMに使われたり、月刊コロコロコミックでの漫画掲載など、クラッシュは瞬く間に大人気作品に!
また、2017年8月3日に発売された初期作3作品のリメイク作品『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』が1000万本以上売れるなど、今でもファンに愛されているシリーズなのだ。
ストーリー
ストーリーの舞台となるのは、オーストラリアの南東にある3つの島。動物たちが自由気ままに暮らしているところに、世界征服を企む悪の科学者「ネオ・コルテックス」が島に襲来するところから物語は始まる……。
コルテックスが作った洗脳装置により動物たちは次々に改造されていく。しかし、装置の不具合のせいか、動物たちは言うことを聞かずに暴れだしてしまった。さらに、動物兵団のリーダーにする予定だった「クラッシュ・バンディクー」にはさらに困ったことが起きてしまう……。
なんと、島の暴れ者であったクラッシュは、実験の失敗により正義のヒーローへ大変身! 慌てて窓を破り城から脱出したのであった。
気が付くと浜辺で倒れていたクラッシュ。
タウナがまだ捕らわれていることに気づいたクラッシュは、愛しの彼女を助けるため、再びコルテックスの城へ向かう決心をした。こうしてクラッシュの冒険が始まったのである……!
30を超えるフルポリゴンステージをクラッシュが駆け回る!
本作は、主人公のクラッシュを操作して、“ジャンプ”と“スピンアタック”といった2種類の攻撃でステージを駆け巡る3Dアクションゲーム。パンチやキックではなく、スピンで箱や敵をふっ飛ばしていく爽快感はバツグンだ!
本作の魅力はなんといっても、当時のキャッチコピーにも使われた「宇宙初の奥スクロールアクション」だ! 『クラッシュ』発売以前のアクションゲームは、横スクロール制が多く取り入れられていたが、本作は画面の奥に向かって進んでいくステージ仕様となっている。
また、他のアクションゲームのような横スクロール進行や、ひたすら大岩から逃げ続けるなど、本作には多彩なステージが用意されているぞ。
『クラッシュ』シリーズは、『スーパーマリオ』と同じく敵に触れたら1ミスという基本システムになっているのだが、迫りくる敵や、ジャンプ間合い管理のミスによる落下など、ドツボにハマるとあれよあれよと残機が減っていくのだ。
また、ミスから復帰までのロードがかなり短いので、当時ちびっこだった筆者は「くそー! もう1回!」と何度もプレイすることが多かった。
その結果、何度ゲームオーバーの画面を見たことだろうか……。
本作では、「あらしの こじょう」「カメカメ ジャンプ」など高難易度ステージがいくつかあるが、筆者が特に苦手だったのは「とかげで だいジャンプ」などの遺跡系ステージだった。押し出る壁やコウモリなどのステージギミックに何度もやられてしまい、何とかクリアしようと頑張るものの、
「ちょっと! そろそろご飯よー!」
と、母親に怒られることしばしば……
今で言う「死にゲー」ではあるが、何度も失敗し、困難を乗り越えてゴールした時の当時の喜びは本当に嬉しいものだった。
しかし、苦労してクリアしたものの、今度は本作のセーブ仕様で泣きを見ることに……。
そう、『クラッシュ・バンディクー』にはオートセーブが無いため、ボーナスステージに行かないと、進行度がセーブできない仕様となっている。(※1)クリアしたのはいいが、当時は母親の呼びかけに応えるように電源を切ってしまったため、後日、また同じステージに挑戦することになったのである。
しかし、再びプレイしてみると思っていたよりスムーズに進み、あれだけ苦戦していたステージをあっさりとクリア。
そう、あの時の苦労は決して無駄ではなかったのだ。戸惑いながらも「おれ、ゲーム上手くなってる……?」と、自身の成長を感じた瞬間は今でも記憶に残っている。
そんな子供時代を経て、筆者は今でもアクションゲームは大好物なのだが、どんなに難しくても絶対に諦めないようになったのは、あの時プレイした『クラッシュ』のおかげだろう……。
1作目からエンジン全開の高難易度だったが、歯ごたえのあるゲームをやってみたい人にはぜひオススメしたい作品だ! コンプリート要素であるダイヤ集めも挑戦してほしい!
※1……ダイヤ入手時でもセーブは可能だが、その時保存されるのはダイヤの数のみとなっている。
続編の紹介は次のページへ!