またまたレックスが来たよ
俺が、節足愛好家・レックスの作る模型(とくに虫)の大ファンであることは、さいたま市見沼区あたりではちょっと知られた話である。
この模型は……いい!!
まるで、ゲーム内で使われるグラフィックをそのまま流用して台座を付けただけのような、そこだけ時間が止まってしまったことを思わせるリアルな出来栄え!!! 生きていたときとまったく変わらぬ姿で剥製と化したそのルックスは、少年の心をくすぐってやまないのであるッ!!
俺はレックスが作ってくれたこれらの模型を、ルナステラ島でもっとも風光明媚な海岸線に並べて毎日のように愛でている。
「ぐふ……っ。ぐふふふふ。ヘラクレスちゃん、今日もいい色をしていますね。オオクワさんも小さいながら、その黒光りは他の追随を許していませんよ。ぐふっ。ぐふふ」
これらを見つめる眼尻は下がり、声もどこかくぐもって、少々危険な香りすら醸成していると思われる。
そんな虫模型コレクションをさらに充実させるためか、レックスは8月中も2回、ルナステラ島を訪問してくれて(虫取り大会を入れると3回だけど)、俺の模型発注を受け付けてくれたのだ。そして、そのときの虫に対する形容があまりにもすばらしかったので、ここに紹介したいと思ったわけよ。
8月の成果
俺がレックスに発注したいと思っていた模型候補リストは、8月の段階では↓こんな感じであった。
・オウゴンオニクワガタ
・ギラファノコギリクワガタ
・ゴライアスオオツノハナムグリ
・ホソアカクワガタ
・ゾウカブト
・オニヤンマ
ドラフト1位はオウゴンオニクワガタで、模型に必要な3匹も余裕で捕獲していたのよ。
でも……以前も書いたと思うけど、オウゴンオニクワガタは非常に高価で取引できるため(12000ベルだったか)、一時期獲れたはしから売り払っていたんだよね。そんなにレアな虫とは知らなくて……。おかげで、いざ「オウゴンオニクワガタの模型が欲しい!!」と思ったときには在庫が2匹しかおらず、いまだ発注に至っていないというね……(苦笑)。
そこで、8月11日のレックス訪問の際は、↓こちらの虫の模型化をお願いすることにしたのだ。
巨大なアゴが冒険心を刺激して止まない!! ギラファノコギリクワガタですよ!!!
でもこのとき、俺はそれほどレックスの反応に期待してはいなかった。というのも、ギラファなんかよりも格上と思われるオオクワガタの模型をお願いしたとき、彼はなんともつれない態度で、完成したブツも小さくて頼りないものだったから……。
それが、ギラファノコギリクワガタを渡したとたん……!
ちょwww いきなりヘンなスイッチが入ったんだけどwww
レックスのコーフンは続く。
死神でも作るのかwwwww
でも、これでわかった。
レックスはお気に入りの虫のときだけ模型を巨大化させて作るクセがあるんだけど、その対象となっていたクワガタはオオクワガタではなく、このギラファノコギリクワガタだったのだ!! 作品として“おおいなるクワガタ”を贈ってきたのがその証拠であろう。
そして実際、届いたギラファノコギリクワガタの模型は非常に立派なものであった!
左から、ヘラクレスオオカブト、オオクワガタ、ギラファノコギリクワガタ、コーカサスオオカブトであります。リアル世界では巨大甲虫として名を馳せるオオクワガタとコーカサスオオカブトだが、あつ森世界での模型では……ギラファノコギリクワガタの圧勝!!w いやデケェなコレは!!www
さらに!!
8月28日のレックス訪問時には、俺は↓この虫の模型化を発注した。
6月からずっと狙っていた、ゴライアスオオツノハナムグリ!!
“ハナムグリ”という語感から、カブトムシやクワガタよりも冷たくあしらわれるのではないかと直感し、後回しになっていたんだけど、レックスの反応は……!
宇宙戦艦でも作る気かwwwwww
まさかまさかの、レックスのドツボだったらしいwww
「これは期待!!!w」
と待っていたら、翌日……!
うおおおお!!!www ゴライアス、かっちょいいいいい!!!!><
そのゼブラ模様もあってか、同じ巨大模型であるヘラクレスやギラファと比べてもまったく遜色ない!! むしろ、ゴライアスがいちばん立派かも!!? そんな、うれしい誤算に彩られた8月の模型製作でした^^
でも……。
話はこれで終わらない。
「模型って……楽しいものだなあ!! ゲーム中でコレだったら、きっとリアルでもハマるんだろうなあ!!」
ある日、いきなりそう思ってしまった俺の目の前に、気付いたら↓こんなものが……w
※注:ゴキブリのバラバラ死体ではありません
その正体は……次回の記事で!
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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