【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第68回 天をも覆う「ヴリトラ」!!!!

第68回

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
前回のツクヨミに続き“超転生進化”が実装された「ヴリトラ」を特集!!
 

▲超転生ヴリトラ

 
去る5月30日に、昔からいる名物キャラに新たな進化と、
それにともなうパワーアップが実施された。
 
パズドラを8年も前からプレイしている筆者のようなプレイヤーだと、
新キャラの導入もうれしいけど、黎明期からいる幼馴染みたいなモンスターが強くなるのは輪を掛けて感激なこと。
そこで今回も、パワーアップが施されたモンスターをピックアップしたいと思う。
 
解説したいのは……インド神シリーズの雄・ヴリトラだ!
 
ヴリトラが実装されたのはじつに古く、なんと2012年6月29日。
パズドラのサービスインから4ヵ月後のことだ。
同時期に導入されたモンスターは、シヴァ、ラクシュミー、パールヴァティー、そしてインドラ。個性が際立つモンスターばかりだったので、当時はゴッドフェスのたびに街のあちこち(ファストフードとか居酒屋とかね)で一斉にガチャが引かれていたんだよな(笑)。懐かしいなあ。
 
そんなヴリトラは、古代インドの聖典に出てくる、巨大なヘビの怪物だ。
どれくらい巨大かというと……名前の意味するところが“天を覆いつくす者”ってことなので、とにかくそれくらいデカい。このへん、北欧神話のヨルムンガンドとか、日本神話のヤマタノオロチに通じるものがあると思う。
 
おもしろいのが、パズドラに同時期に導入されたインドラとは敵対関係にあったこと。
この2名(?)はアレコレといがみ合って激闘を繰り広げたのち、不戦の契りを結ぶのだが、最終的にはインドラがヴリトラを謀略にハメて、殺してしまうのである。
そんなインドラとヴリトラを相反する光と闇の属性にし、同時に実装するあたり……
パズドラ運営チームのセンスを感じずにはいられない。
 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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