『どうぶつの森』の歴史を振り返る#3 『どうぶつの森e+』


 

シリーズの歴史を紐解きます

 
空前のヒットとなっているNintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』ですが、そもそもこのシリーズは2001年4月14日に発売されたニンテンドウ64用ソフト『どうぶつの森』に端を発します。じつは、非常に歴史の長い作品なわけですね。
 
そこでここでは、過去に発売された『どうぶつの森』シリーズの作品を1タイトルずつ紐解き、この稀代のスローライフゲームがどのように進化してきたのかを浮き彫りにしたいと思います!
 

海外版の要素をプラス 『どうぶつの森e+』

 
『どうぶつの森』のシリーズ3作目は、2003年6月27日にニンテンドーゲームキューブ用ソフトとして発売されました。
 

 
ベースとなっているのは、前作『どうぶつの森+』を海外の文化に合わせて改良された『Animal Crossing』(『どうぶつの森』の海外名)です。これに、どうぶつの追加、海外のイベントの追加といった要素が加わり、さらに“SDカードアダプタ”を使った遊びが入れ込まれています。
 
SDカードアダプタはニンテンドーゲームキューブ用の周辺機器で、市販のSDカード(デジカメなどで使われる記憶媒体ですね)をニンテンドーゲームキューブメモリーカードスロット用に変換することができました。これを利用し、ゲームのスクリーンショットを撮影することができたり、村の記録をほかの人に貸し出すことができました。
 

 
またゲームタイトルにもある通り、ゲームボーイアドバンスの周辺機器“カードeリーダー+”を使った要素も追加になっています。具体的には、コレを使うことで新しい住人を呼ぶことができたり、ゲームボーイアドバンスの画面でデザインをして、カードeリーダー+を使って読み込むことも可能でした。『あつ森』のマイデザインと同様のことができたわけです。
 

 
数ある『どうぶつの森』シリーズの中で唯一、購入する機会を逃したのがこのタイトルでした。ナゼかというと、その前身である『どうぶつの森+』を、発売から2年以上が経ったこのときも細々と遊んでいたから。そういう意味で、
 
「『どうぶつの森』って……遊び始めると、ホントに一生やり続けちゃうかもな……」
 
と実感させられたのは、このタイミングだったかもしれません。
 

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