【大塚角満のゲームを語る】第50回 2021年は、何して遊ぶ?

新年1発目のテーマは……

 すでにあらゆる連載で新年のご挨拶をしているため、いまやアケオメのバーゲンセールみたいになっちまっているんだけど……w

 でも!!

 記念すべき連載50回目を迎えた当コラムは2021年1発目となるので、キチンとしないといけないな!!

 改めまして!

 新年、あけましておめでとうございます!!

 2021年もゆるゆると更新して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします!!

 ……これで、ひと通りの場所であいさつできたかな……w なんか途中から、アケオメがゲシュタルト崩壊起こしかけていたけど……^^;

 さて、2021年である。

 この手の連載コラムでは、新年1発目のネタとしてたいがい、

 “新年の展望”

 もしくは、

 “どうなる!? 今年のニッポン!”

 なんていう、向こう1年間を俯瞰してみた“予測記事”が横行する傾向にある。

 じつにワンパターンである。

 みんながやることに倣ってしまったら、書き手の個性はどうなってしまうのだ!!

 世の流れに、迎合してはならぬ。

 ここはしっかりと、モノ書きならではの斬新な切り口で新年1回目のコラムを飾り、「今年の角満は、どこか違うな!?」ってことを、世間に知らしめようではないかッ!!

 そうと決まれば、今回のお題だ。

 えーっと、2021年最初のコラムってことは……んーっと……何を書けば…………。

 悩むこと、2日(苦笑)。

 俺が出した答えは、つぎのようなものだった。

 「やっぱり新年1回目なんだから……向こう1年のゲーム業界を見通した記事を書くしかないやろ!!w それが、ゲームコラムニストってもんや!!ww それでいいのだッ!!!」

 長々と書いて、けっきょくそれかよ!!!

2021年は……やっぱりコレだな!

 まあでも、同じようなことを別の連載でも書いてしまっているのだ。

 なのでここではもう少し、違う切り口で記していければと思う。

 思えば2020年は、新型コロナウイルスの猛威にさらされながらも、ゲーム業界そのものは“良作あふれる活況”だったんじゃないかと思う。

 いや、確実にそうだった。

 正直、あれほど途切れることなく好みのゲームが発売され、つねに並行プレイを余儀なくされた年って……ほかにあったかなあ? ちょっと記憶にないほど、“突出した1年”だったんじゃないかと思う。

 年末に“コロコロオンラインの中の人が選ぶ2020年ベストゲーム3選”なる特集が組まれたけど、それを読んでもやはり、「2020年って、スゴかったんだなぁ……」と改めて感心してしまう。

 俺個人の“2020年ゲームライフ”をざっと書き出すと、

●1月:『龍が如く7』
●3月:『あつまれ どうぶつの森』
●4月:『ファイナルファンタジーVII リメイク』
●5月:『マインクラフトダンジョンズ』
●7月:『Ghost of Tsushima(ゴースト オブ ツシマ)』
●8月:『Fall Guys』
●9月:『原神』
●10月:『天穂のサクナヒメ』
●11月:プレイステーション5
●12月:『デジボク地球防衛軍』

 空いている月もあるけど、そこもビッシリと『あつ森』や『マイクラダンジョンズ』、『ゴースト オブ ツシマ』、『Fall Guys』の継続プレイで埋まってしまっている。……うん、やっぱりこれほど充実した年って、俺史上初かもしれないぞ。

 これを受けて、2021年はどうなるのか??

 産業にもバイオリズムがあるので、突出したつぎの年はちょっと落ち着いてしまうのでは……? と思わせつつ、速攻で、

 「そんなことはない!! 2021年は、さらにヤバいかもしれない!!

 と否定させていただくわ。

 まず……“2021年最大の惑星”が、3月に早くも登場する。

 そう、カプコンのNintendo Switch用ソフト『モンスターハンターライズ』だ。

 ハンターの誰もが夢見ていた、

 「いつでもどこでも遊べるNintendo Switchで、モンハンの新作をプレイしたい!!!」

 という想いを具現化してくれる待望の作品。コレが発売されたら……社会現象になった『モンハンポータブル』シリーズの大ブームと同じような活況が、日本のゲーム業界を包み込むような気がしてならない。当然、『逆鱗日和』シリーズの作者として、この春から(体験版が配信される1月からかw)は“モンハン1色”の生活になってしまうだろうなーw

 さらに、俺が密かに超期待しているのが↓こちら。

 発表されたの……3年くらい前だっけ?w 以来、

 「今年こそサービスインするのでは……!」

 「もしかしたら近日中に遊べるんじゃ……!?」

 と世界中のファンの気をもませてきた『ディアブロ イモータル』が、いよいよローンチするんじゃないかと予測している。俺はずっと“ディアブロの魔界地図”という『ディアブロ』シリーズのプレイ日記を連載しているほどの信者なので、コレがサービスインしちゃったらしばらくは他のゲームが手につかなくなるかも……。

 「じゃあ、『モンハンライズ』と重なったらどうすんだ?」

 と問われたら、

 「もう……ふたりに分裂してプレイするしかねえ!!!

 なんて返すしかないんだけど、2021年はこういった“重なり”が事あるごとに起こりそうなのでいまから震えている次第。うれしい悲鳴とは、まさにこのことだ。

 このほか、あげだすとキリがないほど良作が控えているので、いまはなるべく考えないようにしている(苦笑)。2021年も、忙しくなりそうだなー!!

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

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